(2)蜘蛛の糸


『蜘蛛の糸』では、自分だけが助かろうとすると、結局、ダメなんだと思ったり、動物(蜘蛛)愛護の精神を学んだ。


映像として「地獄から這い上がってくるカンダタとそのた人たち」というのは、子ども心にも、「すごい」と思った。


のちに、「カンダタ」とは「ドラクエ」のゲームの中で再会することになる。



今でも、僕は家の中を「蜘蛛」があるいていると、そっとつまんで、窓から外に放り投げ、決して殺さない。


それにしても、なんだな、お釈迦様も「大声出すだけで切れてしまう」蜘蛛の糸なんて垂らして、罪な人だ(人じゃないけど)。


自分だけでなく、社会の役に立つ、ボランティア精神を育むのに、この物語は役立つかもしれませんので、そのような人に育てたいご両親はどうぞ。



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(1)今は昔の物語(今昔物語)


物心がつくかつかないかの頃から、両親に読んでもらった物語。


このように、まだ世の中をしらない頃に刷り込まれる物語は、良いにしろ悪いにしろ、その後の人生に「潜在意識」として大きく影響する。


子ども心に、「悪いことをすれば鬼がやってきて、良いことをすれば仲良く長生きできる」という世界観を植えつけられた。


世の中のことをなんだかまだよく分からないうちに、刷り込まれる世界観は、その人が生きていくうえで、決定的だ。


この本の対象としては「幼稚園」から「小学校2年」ぐらいかな。


僕も我が家の3人の子どもたちに寝る前に寝床で読んできかせた。


ところで、我が家の実家は新潟のど田舎にあるのだが、ある朝、玄関のドアをあけたら、野菜が積んであった。


「あれ?なんだ?」と思ったら、あとで近所の人がやってきて、「この前、どしゃぶりに会ったので、お宅の玄関の軒先で雨宿りをさせてもらった。そのお礼に、野菜を積んでおいた」とのことだった。


我が家の子どもたちは、てっきり「笠地蔵がやってきたんだ」と思い込んでいた。



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