私の奥さんは借金が嫌い

猫も杓子も住宅ローンの期限前弁済に血道をあげている。

一方私は借金漬け。銀行の口座はマイナスだ。



これだけ読んで大半の方は、「奥さんはまじめなのに、旦那は借金漬けかよプンプン」とか、

「旦那さんは浪費家で、奥さんはかわいそうガーン」と思うに違いない。



それでも私はまったく気にしていない

むしろ逆で、私のほうがうまく世渡りをしていると思うし、全く問題ないと断言できる。



何故か?



それは資産購入のために借金をしているから。

難しく(?)言うと、バランスシート的には資産・負債の両方が計上されているから。


企業は運転資金調達のために借金をしている。

これ自体は健全であり、事業が問題なければ借金も返せる。
(人間で言えば元気に働いていさえすれば、借金を返せるということ。)

あるいは設備投資をするため、企業を買収するために借金をしている。
(人間で言えば家やクルマを買うために、借金をするということ。)

最悪、設備投資をした資産や、買収先企業の株式を売却すれば返済できる。
(家やクルマを売れば、借金は返せる。全額かどうかは別として……)



私の借金は以下に分類できる。

①住宅ローン

②毎月の家計の赤字を埋めるための借金(銀行風にいえば赤字運転資金)



①は資産サイドには住宅がある。住宅を売ることさえできれば、借金など問題ではない。

②は問題だが、私の場合飲み代が多いのでこれは由々しき問題だが、ボーナス等で返済できる。

また一部は株式等の購入に当てられているので、これも大きな含み損を抱えなければ問題ない。
(ただし、銀行がお金を貸すときにこのような理屈は通用しない)


だから全く問題ないのです。


しかし、多くの人がそうとは限りませんあせる

私の住宅は山の手線内のマンション。まだ築浅なので換価性は高いほう。

でも地方に住んでいる方はどうでしょうか。同じような考え方では通用しませんよね。

買う人が多いか少ないか、もしくは貸す相手がつきやすいかどうか、全く違うのですから。



簡単に言ってしまえば、都会の一戸建てやマンションを持っている人は資産形成のために借金をしているということですが、田舎の住宅を購入した人は家賃を前払いするために借金をしたも同然ということです。(もちろん、田舎であっても土地は残るわけで、必ずしもそうではないです。中身によりけり)



以上の議論をまとめると、以下の考え方があまり世の中一般的ではないのですが、

お金の問題を考えるときは、常に以下のことを意識すべきだと思います。


①資産と負債を分けて捉える

②売上と費用を意識して考えてみる




単純に借金だの何だのと考えてはいけません。借金は何に使われたのか重要!!

資産形成なら問題なし。費用に消えていったのであれば由々しき問題。

私の場合、外食が多く、酒飲みなのでパンチ!由々しき問題なのですが



これって、日本の財政も全く同じなんですよね。

みんな国債の額ばかり¥気にしていますが、ちょっとズレてます。

国債が増えているということは、何かにお金が使われているということです。

何に使われているかといえば、簡単に言えば社会保障に使われているわけです。

このことも書けば長くなるので、また別の機会に書いてみたいと思います。



しかしブログを書くのは難しいですねショック!

自分の考え方はまとまっているつもりでも、表現が難しい。

また時間のあるときに、補足したり、分かりやすい表現に直したりしようと思います。
最近、ブログからめっきり遠ざかってしまった。彼是、数年はまじめに書いたことがない。

mixiでも時々備忘録は書くが、公開はしていない。あまり日常を記憶しすぎる人間はよくない。

人間はきっと忘れる生き物。あ、自分がB型だからか。



最近、住宅ローンに関する相談を立て続けに受けた。

身の回りの人から質問されるのは、きっと信用の証であろうと思う。

妻の母親からも経済ネタを振られる。

上司からは銭ゲバといわれる。あなたも同じ銀行員なんですけど。。。


兎に角、信用されていることはいいことだ。

銀行員には色々な種類の人間がいるが、私は顧客にお勧めできないものは絶対に進めないと決めている。

本来、このような銀行員は生かしてはおかれないが、これまた幸いそれなりに真面目な姿勢が奏功し、クビにはなっていない。


それでも皆、色々売っている。

誰も彼も悪い人間などいない。きっと顧客のためを思っているのだ。

そう信じている。

でも、その前の人間はあくまで情報の非対称性の中でセールスしているに過ぎない。

私自身も完全な人間ではないが、それなりに勉強しているつもりだ。

また株の売買が自由でない身分だが、投資信託等で投資をしている。

住宅ローンも借りている。



そんな私が色々と書いてみたい。

実は中小企業診断士の実務補習で執筆作業もある。

そんな中でも、暇な時間にいろいろと書いてみようと思っている。

終わりはないが、とりあえず続けてみたい。面白いようであれば続けてみたい。

そんなに長くは続かないかもしれないけれど。