同書は、多く著書を出し、提言されている
大前研一氏の思考、質問、ロジック、視野の広さが
1冊で分かる本になっています。
著書の中では比較的読みやすい文体で書かれているので
読書習慣のない方にも読みやすい。
しかし1点気になったのは、ロジカルシンキングに対する
考え方で、実際決断などは論理的に行う事が大事ですが
ビジネスに関しては、共感的な部分がないと難しいと思うので
大前氏がなぜ論理的思考を強調されるか?を
考えながら読む必要があります。
【本文要約】
■プロフェッショナルはいつも顧客のことを考えなければならない
■あらゆる人に顧客が存在する
■知的怠慢を排す
■規律が確立されていない環境でいくら教育しても成果は上がらない
■二十一世期の経済社会は見えない空間との戦い
■KFSに基づく戦略
相対優位に基づく戦略
新機軸の展開による戦略
■これからの時代に求められる先見力とは見えないものを見る力
■変化を愉しむ
■想定した仮説を軸足にしつこく試行錯誤する
■緊張感を持つ
極度の緊張感は人間に潜在する野性の直感力をも刺激
■直感と判断力は習慣化された分析にすぎない
■意志へ投資する
■先見力だけでは事業は成功しない
■収益化できる事業を絞り込む
■逆行の発想で事業を再構想
■成功を過去形で語る人材に投資