今、ファッション界で最もホットな人といえば、2012年4月、ディオールのアーティスティック・ディレクターに就任したラフ・シモンズだ。
7月2日に発表した彼の初のディオールオートクチュールコレクションは、クチュールの新たな時代の到来と称され、大成功を収めた。
その彼が、ショウのわずか3日後に『VOGUE JAPAN』11月号の独占インタビューに応じ、憶測の嵐が吹き荒れたアーティスティック・ディレクター就任の経緯やクリスチャン・ディオール氏が遺した服のコードをどのように読み解き、いかにしてわずか7週間で彼自身、初となるオートクチュールコレクションを完成させたか、また9月28日に予定されている初のプレタポルテコレクションの構想など、シモンズの持ち味である、冷静さをもって論理的に、かつこの上なく明確に語っている、読み応えのあるインタビューは必読。
ベテランジャーナリスト、サラ・ムーアの筆力に圧倒され、気づいたら、来春のあなたのワードローブはディオール一色かも！？