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自社のポリシーやトレンドに合致する商品を見つけだし、買い付けてくるのがバイヤーの役割。その範囲は、国内から広く海外にまでおよぶ。決め手となるのはまず情報収集力。商社やメーカー経由の情報はもちろん、あらゆる方面にアンテナを張る必要がある。また、消費者の好みがますます多様化するなか、他社とは一線を画すファッションアイテムを選び抜く選択眼も問われる。

個人経営のセレクトショップのように店長がバイヤーを兼任している場合を別にすると、バイヤーは一本釣り的に商品を選んでいるわけではない。商品が店頭に並ぶおよそ半年前から、そのシーズンの仕事が始まる。まず、ショップの展開を考え、アイテム構成やカラー構成のアウトラインを描く。そのうえで在庫枠や販売予算に基づき、アイテムごとの単価・数量・利益率を設定。それを前提として、商品の調達を行うのだ。センスや勘だけでできる仕事ではないし、調達方法もさまざまだ。メーカーへの発注、工場や商社へのOEM(※)、デッドストックやユーズドの買い付けなどを組み合わせる。

チェーン店のような大規模展開の場合は、バイヤーの仕事は細分化され、商品アイテム別に担当が分かれていることが多い。また、バイヤーとは別に、仕入れ後に商品を店舗に振り分けていくディストリビューターという職種をおいているところもある。

※Original Equipment Manufacturingの略称で、生産メーカーが依頼を受けて、相手先のブランドで完成品を供給する方式


■この仕事に就くには

新卒でバイヤーになるケースはほとんどない。まず小売の最前線に立って、販売と売場運用をマスターするところからスタート。さらに企画や生産などを経験し、アシスタントバイヤーを経て、バイヤーになるのが通常のステップだ。



■この職種に向いている人は

新しい発想と豊かな感性はもちろん、その自分と商品を客観的に見ることのできる人。何より自分本位ではなく、顧客の求める第一に考えられることが重要。