いつも、ありがとうございます。山口です。
現代を代表するピアニストの一人、ジャン=マルク・ルイサダ氏が、17歳の時のこと、、、
レッスンを受けるため、パリ音楽院の老教授の自宅に通っていた。
ある日の夜、教授宅のドアの呼び鈴が鳴った。
入ってきた人物を見てびっくり。
ヴラド・ペルルミュテール氏だった(20世紀のフランスが生んだ大ピアニスト:大作曲家ラヴェルのピアノ曲では「模範」の弾き手との評価が確立していた)。
その「大ピアニスト」が姿勢を正して、老教授に向かった。
「ロンドンでショパンの練習曲集を弾くので、教えていただけますか?」
老教授とは、マルセル・シャンピ氏。
85歳。
ペルルミュテール氏は70歳。
師弟の峻厳さ、いくつになっても、学び続けることの大切さを、17歳のルイサダ氏は感じたという。
大切なのは、「向上を求め続ける心」なのだろう。
「今から、、、」「これから、、、」の気概で、今日も頑張っていきたい。