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アパレルに特化した人財会社インター・ベルの山口です。
直近スタイリングイラストを一覧すると、往時に較べると随分縮小したとは言え、それなりに今風の‘梅春’スタイルが散見された。
‘梅春’とは冬物アウターが出揃った後、11月7日(8日の年もある)の立冬を境に陽光の入射角が低くなって冬至(12月22日、陽光が最も低くなる)へと冬が深まって行く時期に、パステルカラーやライトカラーの獣毛混ニット/コートが出揃って秋冬のダークカラーが続いていた店頭が一気に明るくなるシーズンをいいます。
80年代までは「梅春期」として明確に存在したが、QRが蔓延するにつれ冬物の追加投入に圧されて希薄になっていった。
秋口から三ヶ月もダークな秋冬カラーが続いて鬱積した店頭を一気に明るくしクリスマス商戦に繋げる重要なシーズンだったが、何時の間にかQRに圧されて細って行ったのは悲しい限りです。
そんな今時でも、活きのよいブランドの店頭にはそれなりの‘梅春’スタイルが見られる。
左の2体はオーソドックスな‘梅春’スタイル、右の2体は今風の‘梅春’スタイルとでも言えばよいのだろうか。