いつも、ありがとうございます。山口です。
え~~~、皆さんは、字幕派?吹替え派?
私は、吹替え派なんですが、、、
日本の映画館では、外国映画は吹き替えよりも字幕のほうが一般的だ。
スクリーンの右や下に出てくる字幕の文字は、独特な字形をしている。
デジタル時代の今でも往時と変わらないのは、手書き時代の書体が写植として登録されているから。
人間的な手の温もりが今も息づいているのだ。
まさに文化継承の妙である。
人が文字を読むスピードには限界がある。
限られた字数で、いかに訳すか、翻訳者の腕の見せ所である。
字幕翻訳の第一人者は、日本の字幕文化について、日本の識字率の高さとともに、「本物志向が強いこと」を理由に挙げている(戸田奈津子著『字幕の花園』集英社文庫)。
その国の言葉を耳で聞きながら、活字を目で追い、声と映像の両方から“本場の雰囲気”を味わうことができる。
文字を見れば理解できることがある。
また、耳で聞いて分かっていても、字幕の文字を目で追えば、理解はより深まろう。
文字の持つ不思議で偉大な力ですね。