どうも、山口です。
前回のアパレルコンサル の記事や、これも以前の記事-退化する編集技術と陳列技術 - につながるお話です。
ではでは、、、
空港や駅ナカばかりか高速SAまで編集店舗を拡げるユナイテッドアローズに刺激されてか、三越伊勢丹は来春、羽田空港第一ターミナルに800平米規模でメンズ館を出店するのに加え、高級コスメの編集ショップをルミネ新宿店を皮切りに駅ビルなどの商業施設に多店舗展開していくそうです。
後者は高級化粧品10社20ブランド前後に伊勢丹新宿本店のビューティアポセカリーで扱うナチュラルコスメも加えた編集業態で、一店舗あたり年商5億円を見込んでいるとか。
シャネルやディオールなどのラグジュアリーコスメを「セフォラ」方式にカテゴリー編集するイオンの「コスメーム」に対抗するのでしょう。
郊外SCでは三越や京王百貨店のサテライトストアの例がありますが、館に顧客を取り込む事ばかり画策して来た百貨店が都心や空港の商業施設に打って出るのは極めて画期的。
高級コスメ店の編集手法や販売手法がどうなるのかも注目ですが、800平米規模の空港メンズ館をどう編集するのかはもっと興味津々です。
まさか消化仕入れで編集するなんて中途半端な事はしないでしょうね。
ライバルのユナイテッドアローズは買い取りで編集しているのですから、伊勢丹の空港メンズ館も面子にかけて買い取りで編集して欲しいものです。