こんにちは 山口です。
阪急MEN’S TOKYOでは、4Fのスタイリスト野口強氏によるセレクトショップ「ガラージュD.エディット」
B1Fの紳士洋品平場など一部を除いて、
ブランドの箱売場で構成されていましたが、
箱売場と編集売場のどっちが買い易いのか魅力があるのか、また運営が効率的なのか、考えられたことはございますでしょうか。
JR大阪三越伊勢丹不振の要因として、有力ブランドの欠落と並んで伊勢丹流の統一環境編集売場が大阪人には買い難かったとの指摘がありました。
元々、百貨店はブランドという弾を揃えて成り立つものですから、それを編集してブランドを見え難くするのはリスクがあります。
ましてや、品揃えも販売管理もブランド側が行っている消化仕入れのブランドを編集するなど本末転倒も甚だしく、三越銀座店の編集売場を見た時の違和感もそこにあったのかもしれません。
編集手法は、買い取り商法のセレクトショップや欧米の百貨店で発達したもので、自ら品揃えと補給、在庫運用と販売管理を貫徹する者ならではの技術体系なのです。
買い取らないで編集するなど、、、権利と義務のはき違えもいいとこで、独占禁止法上の優越的地位の濫用さえ疑われます。
消化仕入れのブランドを編集すればブランド側の補給と販売管理を阻害して売り難い売場になってしまいますから、効率的とも言えません。
編集するのは買い取り商品に留め、消化仕入れのブランドは箱展開かコーナー編集に割り切るべきでしょう。
明後日に続く、、、