遅ればせながら報告。12月1日に発表されたタワーレコード主催の新人発掘オーディション『Knockin'on TOWER's Door』二次選考の結果、見田村千晴が見事に2位になりました。今後、タワレコとレコーディングして、全国のタワレコでハードプッシュしてもらえるようです。
おめでとう。絶対に選ばれると思ってました!
彼女はバンドやエレクトロではなく、ギター弾き語りのシンガーソングライターで、基本はアコースティックです。しかし、その歌は、一度聴いたらもう耳から離れません。また、そのライブを一度でも見たら、まっすぐに前を向いて訴えかけてくる目力の強さの、半端ない魅力に引き込まれます。
キャロル・キングにも似ていると評される歌声は、世界の深遠まで表現しつくすような世界観があり、力強く、それでいて思わず涙がこぼれそうになる優しさに満ちています。
今回のオーディションは夏に音源の募集があり、タワレコ店員らによる一次選考で9月末までに10組に絞り込まれました。その10組の音源はCD化され、1枚100円で全国のタワレコ店舗に設けられた『Knockin'on TOWER's Door』の特設棚で10月27日~11月18日の期間限定で発売されました。
その販売枚数トップを取った店舗数を票数として、上位3組を選ぶという、まさに一般音楽ファンの評価が結果に結びつく勝負。見田村千晴もその期間中は、通常のライブ活動に加え、時間を見つけてはストリートで歌い、渋谷gee-geなどで飛び入りで歌い、地元・岐阜のショッピングセンターでフリーライブを開き、新しいファン開拓に精力的に励んできました。
「せっかくの機会。できる限りのことをする」。そうライブでも話し、格好つけず自然体で真っ直ぐに努力していた姿に思わず応援したくなったということもあります。最初の日に渋谷タワレコで彼女のCDは2枚ゲットし、その後も終盤にかけて買い足そうと都内のタワレコにたびたび足を運んだのだけど、ない!いつも、彼女のCDは売り切れ状態。途中から、もう彼女が勝ち上がるのは確信したね。
ただ、全国区で彼女の知名度はまだまだ。しかも、他の9組の音源も聞いてみましたが、どれも選ばれただけあり魅力的。バンドが多く、ぶあつく激しい音、アッパーで疾走感ある楽曲、凝った音色、などなどみな特長たっぷり。それに対し、見田村千晴はアコースティック。ピアノとパーカッションが入っているとはいえ、基本はギター弾き語りです。彼女を知らない全国の音楽ファンを、一聴でとらえられるか。それは危惧してたよ。
3位になったill hiss cloverやSAL、四角シャボンなど個人的には結構気に入ったグループ多かったしね。
結果として、アコースティックな音源が、彼女のその歌声を際立たせ、初めて彼女を聞く人も数多く虜にしたのだろう。あの歌声は、引き込まれるんだよなあ。僕も初めて聞いた時から、惹きつけられ、彼女はどんどん階段を駆け上がっていくと確信したもの。今後、タワレコが全面的にプッシュして、彼女の歌を全国で届けてくれるなら、間違いなく全国で彼女の歌を好きになる人が増殖するはず。ひいては、彼女はメジャーになっていくのだろう。
でも、多分、当面は変わらずライブシーンを熱くし続けてくれることだろう。渋谷gee-geや四谷天窓、新宿sact、北参道strobe cafeなどを舞台に今後もライブしてくれるなら、今後も見続けるだろうなあ。もう少し大きめの箱でのライブも今後、間違いなく増えていくだろうけどね。
今後も頑張ってください。応援しています。