自分の証をこの世界に遺したい。
自分を分かってもらいたい。
名前を誇りたい。
もし、そんなふうに思っても
たいていの名前や存在は
時代とともに忘れ去られる。
ならば
せつな的に
この世界に生きていることを
肯定しよう。
短い命を、
はかない時を
喜び、
祝おう。
終わりがあるから生きていられる。
終わりがあるから楽しめる。
終わりがあるから存在できる。
あきらめじゃない。
名を残すことは重要なことじゃない。
無名の命は
なにも遺していないわけじゃないけど、
次の時代にはすっかりきれいになくなっている。
それでいい。
それで不安じゃない。
それが不安なら、
幸せになれないとわかる。
けど、そう簡単に割り切れないのも事実だ。
不安を半分抱えて生きていく。
そうやって割り切ろう