【 労働から仕事へ! 】
労働と仕事の違いは、体験を通した「意識感覚の成熟度の違い」です。

両方とも、生きていくためや、生かされている人間の社会人としての衝動の行為でもあります。

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食べていくための、家族を養うための賃金を得るための労働をやり続けることで、物事の道理や社会の成り立ち、生活の生業や働くことの意味を学び、行為を通して感性・感覚は磨かれていきます。

仕事とは、「事(テーマ)に仕える」という言葉の通りです。

お金の代価としての労働から、仕事を通して役に立って自らも成長し、エネルギーが高まって仕事という行為を無心に楽しめることで、物事の神髄、ポイントを掴むことが出来るようになり、この感覚の成熟が仕事の本体です。

そして、自分の成長にとっての仕事が生きがいとなり、その上に生活の糧も豊かに与えられて、必要は満たされるという体験ができます。



[ 「吉浜」に引越しました! ]

5月末に、ご縁があって湯河原町の駅裏から、同じ湯河原町の「吉浜」地区の古民家に引越しをしました。
とても因習的な地区で、20世紀のまま取り残された感じがします。

以前、この家は民宿に使われていたようで、2階への階段が2つあって個別の部屋になっていたりと面白い間取りになっています。

こじんまりとした場所で、静かに役割りのまとめに没頭したいと思っていましたが、チョッピリ部屋が多く、やはり運動がてら掃除を楽しませてもらっています。

前の湯河原駅裏の家は旧太陽生命の保養所で、16年間、お庭が400坪と家が100坪あったので色んな植物を育てて、仕事以外は心ゆくまでガーデニングを堪能させて頂きました。

なかなか家が売れず、仕事と手入れのバランスが取れていませんでした。
家を買うと定住しなければいけないので、仕事には集中できていいのですが、変化を縮小され・阻止しているようで私には合わないと体感していました。

ここ吉浜の家は、古い木造建築なので100万円余りかけてあちこちを修理・修繕・改善を25日かけて生活できるようにしました。

5年~6年人が住んでいなかった家のために分厚い埃が目に見えにくい所に溜まっていたり、壁にヒビが入っていたり、アチコチが腐りかけていたり、器具が壊れて古くて修繕できないと言われたりの修繕・改良が楽しかったです。

そして、この古い貸家がとても気に入っています。
かえって、生涯の安住の地かも知れないとさえ感じているほどです。

家から5分下のバス停が「海の家」と付いているのも何だか楽しいです。

先日も湯河原駅から8時26分の最終バスに乗ったのですが、お客さんは少なくまた貴重な体験をしました。

職業柄、この企業や組織、お店や人に出会った時に「どこ1点を変えればもっとお客さんに喜ばれるのか」「この人はもっと楽な生き方が出来るのか」と考える癖がぬけなくて、つい『湯河原町が住みやすく発展するには…』と考えていました。

仕事部屋から初島や大島も見えて、植物の自然の中で海がチョッピリ見えるのも何だか落ち着きます。

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引越しするのに良い点は、持っている荷物の再確認が出来る事と、知らない人たちの中に入るので近所の人とは「あいさつ」だけの関係にすることが出来ることでしょうか。
それで、いつも町内会はパスさせてもらっています。

引越し荷物の中には、16年前の引越しの時の段ボールがいくつかそのままで出てきました。
今回は少し荷物の整理が出来たので、良い物はバザールにでも出そうと思います。

生活ができる家にするまでに25日かかりました。
業者さんの出入りに人疲れしてしまいましたが、やっとパソコンも使える様になって一人の創造空間の時間を楽しませて頂いています。
改めてインターネットと人の助けのありがたさが身に染みました。

「今ここを生きている」と頭で考えることはしても、覚えないので知識や生活の多くはパソコンが頼りです。
世界の進化状況や生活に必要な情報を即座に知ることが出来て本当に便利でありがたいです。

これからも、どんな事も、楽しんで生活をさせて頂きます!

皆さま、お一人お一人も日々の変化を楽しまれながら、ご自身の心のままに在られますことを!!