セントラム試乗記 | サクサクいこうよ!

セントラム試乗記

みなさんこんばんは。
またまた間隔が開いてしまいました(o_ _)o
今回はひさびさに鉄道ネタを書いてみようと思います。

さて、筆者は先月、北陸旅行に行って参りました。
道中、臨時格下げされる列車に乗ったり、引退が予定されているこんな車両にも乗ってみたり、あんな車両も撮影したり、帰路には奮発して、首都圏から撤退する稀代の名車に乗ってみました。

しかし、交通系闘論ブログ「サクサクいこうよ!」的に最大の目玉は、こちら
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富山市の市内電車環状線、愛称「セントラム」です。
富山駅を下車して、駅前電停から乗車してみました。

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客室内は最近はやりの、車輪や駆動装置を座席下に収めた総低床設計で、下の写真をご覧になると、その特徴がよりいっそう理解できます。
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運転台はというと(注1)
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静態保存されている都電5501号と同じ足踏み式(注2)のインターフェイスで、速度計の目盛は80km/hまで刻まれています。ただし、実際は軌道運転規則第53条の縛りで、40km/hまでしか出せませんが。将来の富山ライトレール乗り入れへの布石でしょうか。

運賃は1乗車200円均一で、後扉から乗車し、運転台横の前扉から、運賃を運賃箱に投入(あるいは導入予定のICカードをタッチ)します。
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そして、筆者が車内を見回してもっとも注目したのが、ここ。
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この車両が、実際に電車を走らせる富山地方鉄道ではなく、富山市によって所有されていることをあらわします。これは、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第10条第2項の規定により、軌道法の定めによる軌道においても、上下分離方式が可能となったことによるものです。

さて、調子に乗って、途中下車せぬまま、一周して元の富山駅前電停に降り立ちました。
電停の様子を見ると、ポールには接近案内表示が設備されていますが、「調整中」の張り紙が貼られてました。
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時刻表を見ると、なぜか日中のほうがラッシュ時よりも本数が多い!
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これは、JR横浜線の根岸線乗り入れといっしょで、既設線の線路容量の制約によるものでしょう。

以上、ここまで画像主体でサクッと紹介いたしました。
次回以降では、この久しぶりの「路面電車」(あえて"LRT"と呼ばない)のだめ出しと、展望について語ってみようと思います。

それでは遅くなりました。みなさん、おやすみなさいZZzz....

(注1) 進行方向後側を撮影
(注2) 要は自動車と共通