一夜明けたら、どっさり雪が積もっていた穂香地方。

穂香は、安定の轍歩きです。

隣を歩く私は、積もった雪を踏んで歩きます。

雪の高さまで足を上げて雪を踏みしめて歩いていたら、太腿が痛くなってきました。

普段、すり足でダラダラ歩いていたことに気がつきました。

 

公園の入り口まで来たら、車の轍がなくなってしまいました。

公園内も誰かが歩いた様子がないようです。

さあ、穂香は雪を漕いで行くのでしょうか?

私に抱っこするのでしょうか?

 

なんと!穂香は雪の中を自分で漕いで家に帰りました。

 

私は、遠い昔に授業で習った詩を思い出しました。

「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」

今朝の穂香の前にも、轍の道はありませんでした。

 

けれど、歩いてきた後ろ側には、足跡の道が出来ています。

でこぼこ、ジグザグで、誰かのお役に立ちそうな道ではありませんけれど。

それにしても、思っていたほどまっすぐでない、くねくねした足跡です。