昨夜は、3年ぶりに町内会の花火大会がありました。
福島県須賀川市出身の穂香は、生まれてすぐに須賀川大花火を経験したからか、花火やかみなりが平気な子でした。
ドンドン花火の音がしても普通に外散歩ができました。
そこで数年前、もっと近くで穂香にも花火をたのしんでもらおうと、主人と私は穂香をつれて、町内会の夏祭り会場の打ち上げ花火にでかけました。
会場に着いた途端に目の前で、とても大きい花火が「ドーン」とあがってしまいました。
瞬間、穂香の全身の毛が逆立ったようでした。
そしてものすごい勢いで引き綱を引っ張って、一目散に花火会場と反対側の団地の外れまで駆けて行き、家に帰ることさえ恐がってしまいました。
「なんとバカなことをしたのだろう…。」と反省しても後の祭り。
穂香はそれ以来、花火もカミナリも恐がるようになってしまいました。
本当に謝っても謝りきれません。
昨夜の花火は3年ぶりということで、ひときわ大きく派手な音が響きました。
穂香は、昨夜のフードも今朝のフードも食べずに、朝の散歩に出発しました。
するとそこにオラフ君とダン君がやって来ました。
「おはよう、オラフ君。」
「花火大丈夫でしたか?」
オラフ君は割と平気だったけれど、ダン君が恐がったのだそうです。
穂香が2頭と一緒におやつを食べているところに、あーちゃんがやって来ました。
あーちゃんとオラフ君は、同じ多頭飼い出身の元仲間です。
あーちゃんは、オラフ君にすぐじゃれついていきました。
「あーちゃんは花火大丈夫でしたか?」
あーちゃんも平気だったそうです。
「オラフ君とあーちゃんは、同じ家だった同士、平気なんだね。」と、一同何となく納得しました。
あーちゃんは、穂香にもご挨拶に来てくれました。
お友達と会ってちょっと気分がよくなったのか、帰宅後、穂香はようやくごはんを食べました。