朝、公園に着いたら、ボールが落ちていた。
これは素敵!
早速、遊んじゃおう。
チップ君が来るまでの間、ボールに夢中の穂香。
腹当てももはや、ファッションのごとく慣れ親しみ、遊びのじゃまにはならない。
チップ君が来たので、落ちていたボールをチップ君に貸してあげた。
おとうさんが、遠慮をして、チップ君の好きな手袋を出して気を引こうとするが、チップ君もボールに夢中。
穂香も遊びたいので、取りに行く。
決して、取り合いのけんかや唸り合いにはならない。
人に取りかえされたら、おとなしくあきらめる二人。
そういうところも性格が似ている。
チップ君は、家に先輩犬がいて、普段、がまんが多い分、ここでは多く遊んで欲しい。
冷たい北風が強くなり、雪も舞ってきた。
ボールは、公園に置いて、さようならをした。
明日もここにまだあるかしら?
帰り道、大好きなボビー君に会って、大喜びの穂香。
大きいお兄さんと思っていたボビー君だけれど、背丈があまり変わらなくなってきた。
ボビー君、また会えたらいいね。
明日は、いよいよ抜糸の日。
抜糸したら、きっとすごく元気になっちゃうと思う。