翌朝はホテルの朝食ビュッフェに行きました。
最近は朝食が豪華なホテルや宿が人気のようですね。
ここ函館観光ホテルでも自分でミニ海鮮丼を作る食材があったり、焼きしゃぶ肉をその場で焼いてくれたり、朝からテンションが上がりました。
さてお天気もよく、この日は観光タクシーを頼んで半日市内観光。
これまでの旅行はレンタカーやローカル電車を利用して観光していたのですが、昨年から夫の足が不調になり長い時間は歩けないので、タクシーに頼ることにしたのです。
ホテルの玄関まで迎えに来てくださった運転手さん。
大柄で頼もしそうなベテランの方で、丁寧かつ親切な方でホッとしました。
ホテルからほどなくすると八幡坂。
海に真っ直ぐ向かって行くような坂道、見たかった風景です。
車の中からしか撮れなかったのですが、元町公園近くでひときわ目を引く旧函館区公会堂。
明治末期の洋風建築で国の重要文化財だそうです。
先日テレビの旅番組で見たのですが、内部も見学できて美しいホールではコンサートや講演会なども開かれているとか。
海を見下ろすいくつもの教会、異国情緒漂うこの辺りをゆっくり散策してみたいものです。
函館に住む人々が羨ましい!
函館山南端、津軽海峡に面した立待岬。
ここに着くまでの道沿いに石川啄木一族のお墓がありました。
啄木は岩手県生まれですが、函館に憧れ、代用教員や新聞記者をやりながら数か月函館で暮らしました。
函館を愛し、東京で亡くなったのですが、「骨は函館に埋めてくれ」と望んだのだそうです。
函館が第二の故郷だったからです。
丁度ハマナスの花が盛りでした。
でも風が強くて、飛ばされそうで景色を楽しむ余裕なしでした。
タクシーの運転手さんは函館愛に満ち溢れた方で、函館の歴史や名所に関することなど、語ってくださいました。
指名で北海道中の観光案内を頼まれるそうで、中には航空券の手配から見物コースすべてお任せで頼むお得意さんもいるそう。
タクシー会社の社員さんながら、まるで個人旅行社のようですね。
北海道のことをとてもよく勉強なさっていて、サービス精神の塊、車中では話がつきませんでした。
次に行ったのが函館山山頂の展望台。
夜景で有名なところです。
眼前に函館市街が広がり、山や海も手に取るように見えました。
そして五稜郭へ
五稜郭タワーから見た特別史跡五稜郭。
桜の名所としても知られていますが、その時期はどんなに美しいでしょうね。
下の写真、中央右側の建物は「箱館奉行所」です。
星形の城はヨーロッパの「城郭都市」の要塞をモデルとして、約7年をかけ誕生したのだそうです。
蝦夷地の防衛の拠点、政治や外交の要だったのですね。
運転手さんは五稜郭近くの六花亭の支店にも寄ってくださって、好きなお菓子をバラでたくさん買い込みました。
駆け足の函館巡りでしたが、帰着時間が少し過ぎても超過料金請求もなく、本当に楽しい時間でした。
気持ちばかりのお礼にお菓子を差し上げ、お別れしました。
夜は函館山からの夜景を見に行きたかったのですが、タクシーの運転手さんからロープウェイがすごく混み、帰りは長い時間待たなければ乗れないと聞き、恐れ(?)をなしーというか夫に無理させられないので諦めました。
そこで見物よりも美味しいものをと思い、お寿司を食べようと、行きたかった店に電話するもどこも予約で満席。
この日も、ホテル前からタクシーで小さな寿司店に行ってみました。
「常寿司」のご主人。
最初は寡黙でしたが、時間が経つうちに陽気になられました。
もう40年以上この地で寿司屋をやっていらして、コロナの時期は店を開けていても客が来ず、もうやめようと決めたそうです。
が、お得意さんから「絶対やめないで」とエールを送られ、どうにか続けてこられたとか。
「そう言った人、それから来なかったけどさ(笑)」
おまかせでいろいろと握ってもらいました。
こちらは後半のほうです。
寿司飯とネタとのバランスが絶妙で、ホントに美味しかった。
私はカウンターの端の席でしたので、ご主人の手が届かないのか、ポンと投げるように寿司をハランの上に置くので、はみ出てしまうのが可笑しかったです。
この毛ガニの味噌汁、身もたくさん入っていていいお味でした。
穴子の巻物、穴子好きのためメニューにあるとつい頼んでしまいます。
このあとに、フグのから揚げも頂きましたが、写真を撮り忘れました。
そろそろホテルへ戻ろうと思っていた時、入ってきたのがこのお二人。
汗をふきふき入ってきた若いお相撲さんです。
部屋の旅行で函館を訪れたそうです。
さすがに大きいですね。
けれども注文する時、「さび抜きで」とか「ウニは苦手」とか言ってましたっけ。
ご主人から「そりゃ、お子ちゃまだね~」と言われても、真面目に聞いていました。
そのやりとりが面白かった!
翌朝、朝食に行くホテルのエレベーターの中でも、別のお相撲さんと一緒になりましたので、同じホテルだったのでしょう。














