夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が繁り…♪
スーパに買い出しに行くと、
フキが目に止まり
煮てみようと手を伸ばした。
懐かしい田舎の味
ちょっとほろ苦さのある
春の味
山梨県の芦川村
山村留学という名目で、
過疎対策という企画があり、
当時小学生だった家の不登校の
子供達を連れて、飛び込んだ。
その当時の事を思いながら、
フキを煮てみる。
川を挟んだ山合の部落。
築百年という空き民家。
冬は寒いけれど、
夏が近づくと、家の裏に
ミョウガや
タラの芽や
フキが
芽を出し楽しんだもの。
ご近所のおばちゃんから、
食べるけ?と、
何度も煮たフキを頂く。
あの時の味には到底、
叶わないけれど…
家を出て帰らぬ主人を待ち、
泣き叫ぶ子供達がいて、
色々楽しい事ばかりではなく、
正直辛い悲しみもあったけれど、
その時の思い出は、
味と共に、ほろ苦く甦ってくる。
私の脳裏に焼きついて離れない
貴重な経験だ。
