電話の呼び出し音
なにか喋っている次男の声
作業所で食事が出るらしいからと
コートを着て
マスクをして出掛けて行った。
家ではほぼ寝たっきりで、
ゲームに明け暮れ
他になにも出来ずに過ごしている。
こうして誘われ、
やっと
体を動かしているが、、
意欲がでなくてねと、
本人も困っている。
シャワーを浴びたのは
どのくらい前だろうか、
髪もにちゃくちゃ、ベットベト
食欲だけは、三人分くらいかな
次男から食欲を取ったら、
それも心配だ。
お母さん
仕事ができなくてごめんねと
次男は呟く。
本来なら、ぐいぐい進みたい
35という歳頃。
小さな頃は、
落ち着きがないくらい
キャッキャと楽しんでいた
ものだけど。
思春期の高校の頃から
居眠りが目立ちはじめ、
医療とは繋がらなかったが、
それは睡眠障害(ナルコレプシー)
の始まりだったのだろう。
大学になり就職活動が始まる頃
その時可愛がっていた猫の死も
関係しているのか?
大声で話す男女の声に
怯えるようになり
統合失調症のお薬が入った。
睡眠障害よりも、統合失調症が
大きく取り上げられる治療。
2つの病は上げる効果と抑える効果とお薬が反対の作用の為、
睡眠の治療はほぼ無視されてきた。
この難しい病をどう
対応したらよいのか、
主治医も悩むところらしい。
どうしたら助けられるのか、
何をしたら少しでも彼が
楽になれるのだろうか、
重い頭を抱えながら、
次男と共に
毎日をすごしている。
