左手に挟んだサイダー
揺れ揺られ
とうに炭酸は抜けた

両肩に溜まった水を
うまく捨てられず
また、掬って
でも、零して

濡れて、濡れて、
慣れて、濡れたまま
濡れて、濡れて、
枯れて、濡れながら

公園からは子どもの声が聞こえる
帰り道、帰り道、帰り道
道草食って気づいたら逢魔時

オレンジ色の夕日は僕を置いて帰っていく
空はまだ赤い、染められてムラサキ
夜に呑まれる、夜の底に
海の底に呑まれていく
海流に巻き込まれ、息が苦しくて
朝が来るまで、朝が来るまで
これ以上何も考えたくない
何も考えたくないのに