20-04-24

https://realsound.jp/2020/04/post-543492.html

 

ORβIT、BXW、#本田中川浦野佐野……JO1生んだ日本版“プデュ”出身者が歩む新たな道 グループ以外の形でも活躍

『PRODUCE 101 JAPAN』、略して“プデュ”をご存じだろうか。視聴者が”国民プロデューサー”として、101人の練習生から“推し”を選んで投票する、視聴者参加型のサバイバルオーディション番組だ。

最終順位1位~11位となった練習生が、今年3月に「JO1」としてデビュー。デビューシングル『PROTOSTAR』は3月10日発表のオリコン週間シングルランキングで初登場1位を記録。その後も、SNSやテレビで連日話題となっている。

オーディションを勝ち抜き、JO1としてデビューをつかんだのは、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人。しかし、“プデュ”で魅力を放ったのは彼らだけではない。番組放送中、一人一人の練習生を国民プロデューサーが発見し、彼らを頂上(トップ)へ導こうと応援してきた。番組が終わっても、彼らの夢と可能性は終わらない。惜しくも“プデュ”で敗退した練習生たちは、新たな道を歩み始めている。サバイバルオーディション番組という道の続きで、夢をつかんだ練習生たちの姿を、一部ではあるが紹介する。(※カッコ内は最終順位)

 

本田康祐(15位)、佐野文哉(21位)、浦野秀太(32位)、中川勝就(63位)は、吉本興業からのデビューを発表。正式なグループ名は不明だが、発表時には「#本田中川浦野佐野」とハッシュタグが付けられた。そして、頭文字をとって名付けられた「#ほなうさラジオ」がIGTVにて期間限定で配信される。

卓越したダンススキルを持つ本田康祐と佐野文哉は、その拮抗する実力ゆえに、同楽曲内でポジションを争ったことも。番組前から交流のあった2人が、番組内ではライバルとして火花を散らし、ついに同グループでデビュー。「エモい」と言わざるを得ない。

余談だが、JO1の「無限大(INFINITY)」MV内の振り付けとしてトレンドに上がった「筋肉キス」は、番組内で本田康祐が披露していたもの。彼から與那城奨に伝授され、JO1の振り付けにつながった……のかもしれない。

この他にも、YouTubeチャンネルを開設したり、Instagramでファンと交流したり。何らかの活動に向けて準備を進めている者もいるかもしれない。

“プデュ”の最終回は、2019年12月11日に放送された。この日、11人がオーディション番組の先にあるデビューをつかみ、JO1として新たな道を歩み出した。それ以外の練習生も、“プデュ”をきっかけに夢をつかみ、光り輝く道をそれぞれ切り開いている。彼らと、彼らを応援していた国民プロデューサー達のたどり着く場所が、輝かしいものになることを願うばかりである。

■宮崎栞
編集・ライター・プランナー。編集プロダクションでエンタメ系の書籍・雑誌制作に多数携わり、現在フリーランスとして活動中。Twiter(@siorin7work)