第151回のわくわっく健康研究会は、医学博士で老中医の宋靖鋼氏においでいただき、中医学の養生法を勉強しました。
宋先生は30年以上日本で中医学の知識を広め、漢方を通じて私たちの健康に寄与されてきました。
宋先生の薬局に来る様々な症状の患者さんに、丁寧なカウンセリングをしながら、その方にあった漢方の処方をしていらっしゃいます。
中医学は「整体観」「弁証論治」「未病先防」により、一人一人を体丸ごとに診るいわゆる「ホリスティック医学」の原点です。
日本でホリスティック医学の第一人者、帯津良一先生のお話をラジオでよく聞きます。
外科医だった帯津先生は「中医学は命の領域を診ている。残念ながら西洋医学はまだその領域に達していない。私は中国に視察に行き、鍼治療や漢方、気功に触れ、西洋医学に中国医学や代替療法を取り入れ、人間をまるごと捉えるホリスティック医療を行ってきました。」とよくお話してくださいます。
宋先生のお話はまさに「人間丸ごと」を診るというお話でした。
漢方医学は、古代中国の哲学思想に臨床経験が加わり、総合的、複合的に個を診ます。
歴史が長いという経験値はとても貴重だと思いました。
宋先生のおススメの板藍根茶をみなさんで試飲しました。
中国では古くから、子供からお年寄りまで日常的に飲まれているそうで、先生のお孫さんも大好きだそうです。
そして先生の肌は本当にツヤツでうらやましかったです。
安心な原材料にこだわり、飲みやすくした板藍根茶です。
開催日は中秋の名月の日でした。
帰りに外に出ると、きれいな満月が遠くのスカイツリーの上に!
幻想的な雲とのコラボに見入ってしまいました。