２０２４年７月３日　人生初のブログを開始します！

今まで「大腸癌最新情報」というサイトで最新の論文を紹介してきました。こちらは「専門的で固い」内容で今後も続け、このブログは「カジュアルな内容」にするつもりです。

プロフィール紹介にありますが、ブログ開始の動機は自分の健康管理です（実は今まで３回入院をして患者さんに多大なご迷惑をお掛けしました。）

禁酒・禁煙の誓い、定期的な運動、アンチエイジングへの取り込みなどをブログで定期発信すれば

患者さんに科学的根拠のある情報を提供できて

私も「３日坊主」にならないだろうと思ったからです。

最初は「Self Colonoscopist 」です。

経緯は私の医院のHPに掲載してあるのですが、「大腸の専門家である以上、自分の大腸の健康管理は自分でやろう！」と思った訳です。

動画を見ていただくと重要な点に気づかれるでしょう。

抜去時間（観察時間）が９０分くらい、かけています。

まず重要な事実を書きます。

検査を受けた方が大腸癌で亡くなる可能性は「観察時間に（大体）反比例」します。

つまり時間を２倍にすれば大腸癌で亡くなる可能性は半分になる訳です。

この根拠はＮＥＪＭ（世界で最も権威のある医学誌）の二つの報告から結論されます。

現在の日本では大腸内視鏡の平均観察時間は５分くらいです。

世の中「時短」が流行で、患者さんは「早い、安い」を望みます。

そして医療側も「早い⇒多くの検査の大量処理が可能⇒売上がＵＰ」するので、当然「時短」を望みます。

牛丼でしたら「早く安い」なら「肉の質が少々、悪くても」よいでしょう。

しかし医療にも「牛丼並みの時短」が「流行」しています。

大腸内視鏡の件数は多いのに大腸癌死亡が減りません。

この理由は複数、ありますが「時短の流行」は、まちがいなく「一つの理由」です。

世界で唯一？ Self Colonoscopist とは？