日本語の動詞は、その性質によって大きく「自動詞」と「他動詞」の2種類に分けられます。

1. 自動詞と他動詞とは?

  • 自動詞(じどうし): 動作や変化が、主語(もの・人)自身に完結する動詞です。

    例:ドアが 開く(门开了)

  • 他動詞(たどうし): 動作主が「対象(目的語)」に対して働きかける動詞です。助詞の「を」を使うのが特徴です。

    例:私が ドアを 開ける(我把门打开)


2. 基本的な対応パターン

日本語の動詞の多くはペア(対)になっています。よく使われるペアの例を見てみましょう。

意味 自動詞 (が ~) 他動詞 (を ~)
开/关 開く(あく) / 閉まる(しまる) 開ける(あける) / 閉める(しめる)
入/出 入る(はいる) / 出る(でる) 入れる(いれる) / 出す(だす)
开/灭 つく / 消える(きえる) つける / 消す(けす)
停止 止まる(とまる) 止める(とめる)
开始 始まる(はじまる) 始める(はじめる)

3. 使い分けのポイント

① 視点の違い

  • 自動詞は、その「状態」や「結果」に注目します。誰がやったか不明な場合や、重要ではない場合に使われます。

    窓が 割れています。(窗户破了。——强调破损的状态)

  • 他動詞は、その動作を誰が行ったかという「意志」や「行為」に注目します。

    田中さんが 窓を 割りました。(田中把窗户打破了。——强调田中的行为)

② 「~ている」と「~てある」

自動詞と他動詞は、補助動詞と組み合わせることでニュアンスが変わります。

  • 自動詞 + ている: 自然にそうなった状態が続いている。

    電気が ついている。(灯亮着。)

  • 他動詞 + てある: 誰かが目的を持って行った結果が残っている。

    電気が つけてある。(灯开着呢。——暗示有人为了照明特意开着的)


4. 見分け方のヒント(語尾のルール)

すべての動詞に当てはまるわけではありませんが、いくつかの規則性があります。

  • -aru(自) / -eru(他):

    例:閉まる (simaru) / 閉める (simeru)

  • -u(自) / -esu(他):

    例:動く (ugoku) / 動かす (ugokasu)

  • -eru(自) / -asu(他):

    例:出る (deru) / 出す (dasu)


まとめ

  1. 自動詞は「~が」を使い、現象や状態を表す。

  2. 他動詞は「~を」を使い、人の意志や働きかけを表す。

  3. ペアで覚えることが、自然な日本語への近道です。

日常会話では、目の前の状況を説明するなら自動詞、誰かの行動を報告するなら他動詞というように使い分けるのが基本です。


次へのステップ:

自動詞・他動詞の使い分けを練習するために、いくつか例文を作ってみませんか?例えば、「お湯が沸く」と「お湯を沸かす」を使った文章など、添削のお手伝いもできますよ。