前回、香港ケーブルテレビの話から、

 

今どきの若い人がテレビ離れという実態に触れました。

 

わたし自身もここ数年、ほとんど香港のテレビがみなくなった、

 

テレビが見なくなると、

 

社会が何か起きてるかどうやってわかるかどういうと、

 

残された手段は新聞紙とラジオです。

 

しかし、新聞紙の報道も2014年の『雨傘革命』以後に微妙に変化が見れ始め、

 

立場があって、目的があった目線からの内容になってきます。

 

そこから、わたしを含め、多くの香港人がネットの世界に飛び込むようになった。

 

 

その前に、ラジオはもう一つ選択ではないかだと思われますが、

 

いざ、手持ちのデバイスを触ってみると、

 

やはり、指先が思わずネットラジオ局やネット放送局を選びます。

 

ちなみに、

 

ネットにより配信するラジオ番組やテレビ番組というチャンネル、

 

広東語で『網台』(モーントイ)と言います。

 

カミングアウトになりますが、

 

今、毎日最低でも2時間程度ネットで放送を聞いたり、見たりしています。

 

まさに、きっかけは2014年の『雨傘革命』でした。

 

あの時から、雨後の筍ように次々と成立した、

 

主流のメディアに匹敵するぐらい視聴者からの支持を得ています。

 

さらにそれぞれのネットラジオや放送が取りまとめられてるアプリがあって、

 

一つをダウンロードすれば、

 

たくさん無料の放送が視聴できっます。

 

上の写真は『香港免費網台』というアプリ、

 

下の写真は『香港網台』というアプリです。

 

 

『香港免費網台』というアプリでも普通の民放ラジオ放送も聞けます。

 

「香港電台」、「商業電台」のような王道なキー局がもちろん、

 

それ以外もたくさん皆さんまだ知らされてないメディアがあります。

 

 

香港の『網台』について、簡単に紹介します。

 

トークショーみたいな番組が主流で、

 

主力がニュースを解説する番組、政治を語る番組、

 

次に投資、恋愛、心霊、異文化、料理なども人気です。

 

放送時間帯も様々で、大体朝か夕方、夜スタートが場合多いです。

 

タイムテーブルをチェックしながら、視聴するのが一般的です。

 

ここで多くの『網台』の中で、視聴者が多い所を紹介します。

 

【謎米】~政治を語るのがうまくて、わかりやすい解説が中産階級に虜します。

 

【MyRadio】~かなり辛口、過激の発言もするものの、

        よく言ってくれたと若い人を中心に支持されています。

 

【城寨】~歴史について詳しい、

      とにかく時間をかけてわかるまでに説明し続く姿勢がいいみたい。

 

【D100】~視聴者の層が厚いようです。感覚的、一番ラジオ局に近いです。

 

 

アプリ以外、

 

Youtubeでもネット放送をただ見れる方法です。

 

ここから香港の『網台』文化を少し感じてもらえるのがよいだと思います。

 

まず、絶対みてほしいチャンネルは『MIHK.tv』、

 

政治以外、いろなジャンルの番組があって、

 

Youtube内でも大量の無料視聴できる映像が保存されていま。

 

個人的なおすすめですが、

 

【大丸有落】という番組、きっと香港迷も見て好きになると思います。

 

番組内容は香港の歴史、文化、建築、人物、場所について、

 

紹介したり、語り合ったりします。

 

⇑ 歴史建築編

 

⇑ 雀仔街編

 

次に紹介するのが素直な食レポ番組~【閪吱的美食家】

 

レポーターが自腹で世の中の有名店を予約なしの突入実食番組、

 

あの飾らない、的確なコメントが巨大な反響を呼ぶ、

 

ちなみに、レポーターがシェフ経験がある人で、

 

余計に説得力があります。

 

★あまりにも素直だから、香港の汚い言葉も大量に入っています。

 

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⇑ 九記牛腩編

 

実はこのチャンネル以外まだまだあるですが、

 

どんどんディープになっていくので、今日は『網台』の入門編として、

 

ここまでにしときます。

 

我々のような香港人が通常のメディアで得られない真相、娯楽がネットを通して、

 

ある程度満足できるようになっています。

 

それによって、ネット放送に対して、

 

求めたくなるくせがついつい出来はじめています。

 

恐らく、これから香港のメディア力がテレビではなく、

 

ネットです。

 

だから、政府もこれを重点に打撃しようとしています。

 

いつかYoutubeが見れなくなる日来る!

 

香港魂公式サイト:hongkongsoul.blogspot.jp