中国株をテクニカル分析(予定) -4ページ目

中国株(香港)注目。土地競売!

【NY原油先物11月限終値】
53.64(+0.33)また上昇。マイナス要因ですね。しかし
【ニューヨークの結果】
ダウ工業株30種=10081.97(+26.77)
ナスダック総合=1928.76 (+ 8.79)

今週相次ぐ第3四半期の企業決算への期待から上昇したが、原油価格
が最高値を更新し1バレル=54ドルに迫ったことから上値が抑えら
れた。インテルやヤフーなどが決算発表を控え、ハイテク関連株が上
げを主導した(REUTER)。これはとりあえず香港にとってもこ良材料で
すね。

ハイテク関連が好調な決算だとテンセント(0700)また上昇して
くれるかな。現地投資判断に乗って@3.75で買って上昇を続けており
ます。目標の@5.20まで届くのかな。楽しみです。

今日は香港マーケット大注目のLand Auction(土地競売)が実施されま
すが、どんな結果が出るのでしょう。好結果を予想する声が多いです
が、果たして・・・

中国株(香港)人民元切上げ近し?

【人民元切上げについて】
★Citigroupは人民元の相場変動幅が今から6ヶ月以内にプラス/マイナス3%の幅で広がると予想しています。「中国政府は着実に人民元の変動幅拡大に大して前進している。現在よりも人民元が為替相場に対してよりフレキシブルになるのは疑いようがない」
★IMFも「現在の強い経済情勢は人民元を再評価する良い時期だ。」
★中国政府のシンクタンクのオフィシャルは「人民元切上げの機は熟した!!!10%の切上げは可能!!!」と香港のSing Pao Daily Newsが報道。
★「中国政府は投機的資金の流入を防ぎながら適切な時期を選んで人民元問題の解決をするであろうと(China Academy of Social Science's Institute of World Economics and Politics)のHe Fan氏は話している。

かなり前から人民元切上げが言われていますが、遂にその時が近付いているのでしょうか。原油価格の高騰も元切上げによってコスト面の緩和も期待出来るでしょうし。資金も人民元切上げを期待して流入しているようなので、ひょっとするとひょっとするかも・・・

【10月11日香港結果】
ハンセン指数=13305.13(+63.67)で終了。レンジは13,158.54~13321.54でした。先週のニューヨークが悪い結果に終わり、原油価格が上昇しても香港は堅かったですね。

【上昇の要因】
明日行われる、香港政府による土地の競売での好結果を期待して、不動産株が上昇。Hantec InvestmentのMichael Wong氏は「全ての目がland auction(土地競売)に向けられている。投資家達は不動産株を買おうとギリギリまで努力をした。」と話しています。現地アナリストは土地競売の値段が100億HKドル程になるという見込みを立てています。

ただ明日の土地競売で好結果が出ても上値は限定的で、やはり原油価格の高騰が香港マーケットにとって最大の懸念材料であり続けると前出のMichael Wong氏は話しています

中国株。明日の土地競売結果待ちか。

【今週の香港予想】
KGI証券の予想ではアメリカ経済の減速懸念と、原油価格高騰は香港マーケットにとってネガティブな要因だが、短期的に香港マーケットは人民元の変動幅拡大などの思惑から資金が流入し、マーケットを下支えするだろうという事です。今週のハンセン指数は13100~13400のレンジで動くのではという予想です。

シノトランス(0598)最近あまり動かないので、損益トントンのところで売り注文を出しましたが約定しません。売れたら、今日の手数料無料を利用して何か買おうか検討中。
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【10万円以下で買える銘柄&注目銘柄現地投資判断】
石油セクター 注目!!(大福証券)
上流部門が主力のCNOOC(0883:Hold)から上流から下流までバランスのとれた石油セクターのペトロチャイナ(0857:Buy)やシノペック(0386:Buy)へのスウィッチを薦める。この2銘柄は業績好調の見込みにもかかわらず株価が出遅れている。それからシノペック(0386)の下流子会社である
Beijing Yanhua(0325) Buy
Shanghai Petrochemical(0338) Buy
の2銘柄についても推奨。
★Jinhui Holdings(0137) 注目(FulBright証券)・・・運輸
★Bonjour(0653) 目標@4.00(FulBright証券)
★Chalco(2600) 目標@6.50(FulBright証券)
★Chalco(2600) Equal-weight 目標@4.35(モルガンスタンレー)
・・・来年にはアルミの価格が落ち着く事が予想される為
★Pac Century(0065) 目標@3.20(KGI証券)・・・保険
★ChinaPowerInternational(2380) 目標@2.90(TungTai証券)
★Johnson Elec(0179) Buy 目標@6.35(DaoHeng証券)
★Proview(0334) Sell(KimEng証券)
★Proview(0334)・・・TPVへのスイッチを薦める(Daiwa)
自動車セクター・・・最近の上昇を説明できる程のファンダメンタルズ的理由が見当たらない。もっと自動車セクターについて注意深くアルネキだ(RexCapitalのAlex Wong氏)
★Yanzhou Coal (1171) Buy 目標@12.1(Deutsche Bank)・・・高くて手が出ません。
★シノペック(0386) Buy 目標@3.80(CLSA)

製品ライフサイクルでみる中国株取引市場

製品ライフサイクルで見る中国株取引市場】長文ですが。
 最近中国株が大いに盛り上がっていると実感しております。身近な人が中国株に興味を持ったり、実際に中国株投資を始めたりしています。
 中国株投資ができる証券会社も徐々に増えてきています。新規参入も今後増えてくるでしょう。最近では、トレイダーズ証券が中国株取引の開始を発表したり、あの話題のライブドア証券での取り扱いも噂されていす。
中国株投資信託ではマネックスのHSBCチャイナがあったり、大手では野村證券、大和證券でも中国株への投資信託が買えるなど本当に色々な形で中国への投資が可能になってきています。この現象を、製品ライフサイクルの観点から見てみたいと思います。製品ライフサイクルとは経営戦略の中に出てくる
製品(サービス)が市場に投入され、廃棄されるまでの生命周期」といえます。
このライフサイクルは4段階に分類されています。
基本的に製品やサービスはこの4つのサイクルに沿って衰退までの道をたどるという考え方になります。
 全てがこれにあてはまる訳ではありませ。息の長い、オロナミンC、メリットシャンプー、ポテトチップス、ウォークマンなどは当てはまらないかもしれませんが、多くの製品・サービスにはこれが当てはまるという考えです。では4段階ですが
1.導入期・・・顧客=革新的で少数、競合企業=少ない、市場規模=小さい、市場成長率=低い
2.成長期・・・顧客=新製品を早期に購入したい層(皆さんがこれに当てはまるのかな?)、競合企業=増加、市場=大きくなる、市場成長率=高い
3.成熟期・・・顧客=保守的な層も顧客となる、競合企業=減少、市場=大きい状態で横ばい、市場成長率=鈍化・横ばい
4.衰退期・・・顧客=低価格志向、顧客数減少、競合企業=撤退企業増加,市場=縮小、市場成長率=鈍化、横ばい
中国が順調に成長して行けば、かなり遠い未来になるでしょう


1の導入期で中国株取引を始めた人達が、「1億円儲けた」とか、色々な本を出している人達になるのでしょう。
 現在はこのサイクルでいくと2の成長期にさしかかってきたとこでしょか。中国株新規取引証券会社が増えてきて、中国株に興味を持つ人も増えてきています(よね?)
 将来、中国株取引が当たり前になり、3の保守的な顧客層も参入が予想される成熟期を迎える頃は、日本から中国や香港の株式市場に相当な金額のお金が流入することになるのでしょう。そうすると株価も上昇し、色々言われている、未来のHONDA、SONYという企業も出てくるのかもしれません。
その為にも今のうちから、有望企業に狙いを定め、中国の情報にアンテナを張って少しずつでも投資をしていく事が将来、大きな利益を得る為の近道ではないかなと思います。

成熟期を迎えるまでには、色々な予期せぬ事も起きるでしょう。北京オリンピックの頃もまだ、成熟期は迎えていないのではないでしょうか。成長期の真っ最中で、本当の成熟期は、もっと先になるような気がします。中国という国が崩壊せず、順調に経済成長を遂げてくれるまで、我慢強く見守っていきたいですね。

中国株(香港)来週どうなる?

ニューヨーク原油先物=53.31(+0.64)ドルで終了。4日連続で終値としての最高値を更新してしまうまいました。
【ニューヨーク結果】
ダウ=10055.20(▲70.20)
NASDAQ=1919.97(▲28.55)
やはり雇用統計で弱い数字が出た事と、原油価格の高騰を懸念しての下落かと思われます。

【来週の香港市場】
1.相変わらず続く原油価格の高騰の影響
2.金曜日に発表されたアメリカ9月雇用統計の結果を投資家はこの休みをはさんで、どのように評価するか
3.好結果が期待されている香港の土地競売


この辺りを材料として週の始めは動きだします。土地競売で好結果が出たと仮定してどこまで、原油高騰とアメリカ雇用統計のマーケットにとってのマイナス要因から下支えする事が出来るでしょうか。

もし香港政府が実施する土地の競売で良い結果が出なかった場合、失望感から相当下げる展開もあるかもしれません。その時は冷静に、将来成長が見込める銘柄で、引きずられて株価を下げた将来有望銘柄を仕込むかどうかを考えましょうね。