名だたるデザイナーの粋を集めた名作がズラリ！

先月の21日、南青山にあるカッシーナ・イクスシーのショップがリニューアルオープンを迎えました。

実はフライングして19日の木曜日に拝見してきちゃったンですねー♡

カッシーナといえば、不朽の名作を生み出してきた、イタリアンモダンファニチャーを代表するハイエンドブランドのひとつ。

ここ青山本店も一歩店内に踏み入れれば、そこはモダンデザインの粋が集約されたパビリオン状態ですから♡

例えば…

左はシャルロット・ペリアンのコーナー。オリジナルの竹フレームをチーク材に換えてのデイベッド「トウキョウ・ドルムーズ」

右はペリアンの533ラウンジと、ヴィコ・マジストレッティの赤いソファ「マラルンガ」（※イ・マエストリ・コレクション675）の組み合わせ。

左：ペリアンのデスクも今風に電源ケーブル通せる仕組みに！合わせた本棚はマジストレッティだわチェアはパトリシア・ウルキオラが70年代のデザインを意識した「デュエット」だわ、と超豪華。

右：マリオ・ベリーニの名作「キャブ」アームチェアは、グラデーション加工された“シェイデッドカラー”でお目見え。

右：色々あってカッシーナに落ち着いたマルコ・ザヌーソの「レディ」。張り地はピスタチオ色のベルベット。

左：コルビュジェ、ジャンヌレ、ペリアン共作の回転椅子、通称「LC７」もピスタチオ♡

左はピエール・ジャンヌレへのオマージュ「コミッティチェア」

右はパトリシア・ウルキオラのダイニングテーブルと2番目画像に既出のチェア。

同じペンダントライトを使い、面を強調した左と、ラウンドを使った右のダイニングコーディ、こういうのもオモシロいな〜と。

素材、製法にこだわり生き続けるデザイン

20世紀を代表する数々の名作を残したヴァーナー・パントンというデンマーク出身のデザイナーは、思い描く一体成型のシェイプを色にこだわって具現化するために、様々な素材と製法でのトライ＆エラーを繰り返し続けたそうです。

その「パントンチェア」ですが…

ヴィトラとの開発当初はFRP（繊維強化プラスチック）で作られいました。

FRPといえば、美大時代工業科のお兄様達がキャップにマスクに手袋に保護めがねといった完全防備姿で、ひたすらモデル表面を磨いていた記憶が…そうなんです、FRPにはガラス繊維が混じってて、表面を美しく仕上げるためにはひたすら研磨が必要だそうで…卒制ならいざ知らず、一脚の製造工程でこの磨きが高くついてしまったようです。

21世紀直前、ようやっと可塑性のポリプロピレンのマット仕上げに素材を切り替えて、大幅なコストダウンに成功。常に「時代にあった素材と製法」にこだわり続けてきたパントン氏の成果かと。（彼は製品化の前の年に亡くなっています）

※FRPの美しさにこだわったクラシックタイプと、PPの現行品共にVitra（ヴィトラ）から販売中。因みにクラシック1脚で現行品が4脚買えるという(ﾟﾛﾟ屮)屮

一方、シャルロット・ペリアンの「LC7」も、1940年代のベトナム滞在時、戦時中でメタルが入手困難だったため、木製のフレームにリデザイン。

この画像は海外サイトより画像お借りしてますm(__)m

左が「LC7」

右がベトナム個人邸のためにフレーム素材を改良した「582 インドシンヌ」

（最初の左画像奥に写ってます）

優れたデザインに加え、時代のサプライ＆デマンドに応える柔軟性があってこそ、時の流れに呑まれることなく、多くの人に愛用されてきたし、これからもそうなんだろうと。

でね、強く感じたのは、なにはともあれ名作は死なず! です。

書きかけで放りっぱなし、かなり遅れて記事アップm(__)m

他にも書きかけが🗻（山）とあり、崩れないうちになんとかε=ε=ε=