妊娠7ヶ月の今の時期から、そろそろ保育園を決めていかねばなりません!
■待機児童の問題
うちは首都圏のニューファミリーがわんさか住んでいる地域にあります。
世では待機児童問題がここ数年話題となっていましたので、数年前にこの地に引っ越したときから「子供ができたら仕事をどうするか?」「預けて復帰は現実的か?」は軽く調べてありました。
認可保育園の情報を調べていくと、やはり、4月0歳児入園を逃した場合、よほどのポイントがつかないと入園は不可能なようでした。
■ポイントって何?
認可保育園に入園できるか否かは、入園する園のある自治体が決めます。
これは、早いもの順とか生まれた順とかではなく、各家庭の状況をふまえて「より保育が必要と判断される順」に、空きのある保育園に対し毎月審査されます。
どうやって必要度を決めるのかというと、両親が保育できない理由の項目が幾つかあって、それに従い数段回程度のランクが決まっていきます。
うちの自治体の場合は、さらにそのランク内で上下を付けるための細かなポイントが加算され、上から順に希望の保育園に決まっていく仕組みです。
■加算ポイント
我が家の場合は「フルタイム会社勤務共働き=Aランク」という最上位ランクの土俵で戦うことになります。
激戦区にて両親ありの場合は、これが土俵に乗るための最低条件となるようですので、ひとまずクリアと言えるでしょう。
問題は、加算ポイントがどのくらいあるか?です。
うちの自治体は、ランク自体を上げるランクアップ要素と、同ランクで並んだ場合の選考ポイントがあります。
ランクアップ
●ひとり親
●生活保護世代
●生計中心者の失業
●保育室などの卒園児
●退所後育休明け再入所
選考ポイント
●市内在住
●同居親族の有無
●被介護者の有無
●夜勤/変則勤務の有無
●兄弟の入所状況
●課税所得金額
さて、こうしてみると、かなり多くの方が加算ポイントとして「市内在住」くらいしか当てはまらないのではないでしょうか?
もちろんひとり親や兄弟入所あたりはたくさんいらっしゃると思いますが、それらの方は、一園あたりの4月時点の0歳児待機人数が10人程度であるうちの自治区ではほぼ入所可能のように思います。
ボーダーラインとして最終的にはやはり「課税所得金額」というところで入れる入れないが決まることになるのではないでしょうか。
■課税所得金額順 ということは
要するに、「所得が低いもの順に決まる」ということになります。
‥ちょっとグチになってしまいますが、正直な感想、
ハ?
なにそれ、です。
いくら多少所得があったとしても、入れなければ、結局入園できなければ退職する羽目になり、所得が半分(夫分のみ)になるのと変わらないんですけど???
■不条理な選考基準
たとえば、夫婦が同じ金額の年収として、世帯年収800万の家庭と700万の家庭があったとします。
課税の少ない700万の家庭が認可に決まり、保育園の決まらなかった800万の家庭は片方が職を失い、年収400万に減ってしまう、という仕組みです。
※自治体にもよりますが、ネットの情報の限りではボーダーは大体このあたりと見ています。
イヤ、イヤ、
そんなことがあっていいのでしょうか?
多く税金を収めたもののお金で、その家庭のの子供を差し置いて、人の家庭の子の保育料を肩代わりしているのと変わらないですよね?
何が目的なのでしょうか?
出る杭を打って、国民全員を平均的に貧乏にさせることが目的なのでしょうか???
馬鹿みたいな話で、わたしは自分が入園できたにせよ落ちたにせよ、この仕組みには到底納得いきませんが、皆さん納得の仕組みなのでしょうか?
それこそ、旦那さんの年収だけで1000万とかあるようなご家庭なら、奥様は仕事をやめて子育てを、もギリありかもしれません。(それにしたって、これしか選択がなければ奥様の人生にとっては迷惑な話だと思いますが)
でも、たかだか一人頭の年収が3-400万程度で天国と地獄の差をつけられるのは、福祉の観点で見たとしても、不平等極まりないと思います。
■なぜ抽選にしないの?
わたしは、一定以上の収入のある世帯(たとえば20-30代共働き夫婦平均世帯年収をどちらかひとりで稼いでいる世帯 )以外のもので、抽選にしたらいいと思います。
認可が足りていないのは仕方ないし、これから頑張ってよとしか言いようがないので、どこかで入れない人も出てくると思います。
だから抽選。
抽選で漏れたなら運がなかったと諦めがつきます。
とにかく、たかがちょっとの収入差で人生を左右するようなあまりに大きな差がつくのは間違ってる!!!
と思いますが、どうでしょう。
と、この件では怒りに怒りまくっているわけですが。
ま、文句言っても行政が決めることなので
どうにもならないんですけどね。
どうにもならないので、今ある条件でなんとか画策してみることにします!
その2に続く
