もし私が死んだら

昔からよく考えていることだけど
実際に書き起こしたことは無かったかもしれない

昨今はエンディングノートが広まっている
そのうち、近い内に書いておく予定だ

これはその足掛かりと備忘録。



・振袖は父に買ってもらった大切なものです。
母と姉が一緒に選んでくれました。自慢の宝物です。とても素敵なお着物です。どうかどなたか、大切にしてくださる方に着て頂きたいです。でも、ほんの切れ端で構わないので、最後に持たせてやってください。


・服などはお任せします。面倒であれば、まとめて中古ショップに持ち込んでください。お金として残せるものは大してないので、少しでも足しになったらいいなあと思います。もし着る方がいらっしゃるなら、もちろんどうぞ。


・CD.DVD.漫画なんかは割と揃ってるので、持ち込むところによってはまとまったお金になるかも知れません。それも何かの足しに出来たらいいなと思っています。もし欲しい方がいらっしゃるなら、もちろん譲っても構いませんが、私は家族になるべくの資産を残したいので、面倒にならなければ、なるべくお金に出来るものはお金にして欲しいです。また、嵐さんにはとっても思い入れがあるので、適当な人に何となく渡るのはいい気がしません。譲るなら、ちゃんと私又は家族と面識があり、本当に嵐が好きな人に譲りたいです。
そうでないならお金に換えてしまいたいです。

・冷蔵庫の中のものなんかは、大体がゴミでしょうから、捨ててください。私が愛してやまないお酒たちは、集まった方々に飲んで頂いたりしてください。大したものもありませんが、もしお酒を振る舞わなければならないのなら、その出費を少しでも抑えられたら嬉しいです。

・私を処分するに当たってかかった経費は、出来る限り私の資産から出してください。お弁当やら振る舞いに費用がかかるのなら、特にそこのお金は私の所から出してください。そんな所に家族のお金を使わなくていいのです。
どうせ使う主はいないのだから、売れるものは売って、お金にしてください。そして、必要経費を捻出して、それでも余らせられたなら、私がお世話になった人の為に使ってほしいです。


・死んでしばらくはご迷惑をおかけすることばかりでしょう。どうかお許しください。そして、大体片付いたら、落ち込んで悲しんだりしないで、普通に生きていってください。幸せに生きてほしいです。たまに思い出して話の中に出してくれると嬉しいです。


・お母さん、いつもありがとう。私の1番の味方。理解者。貴方が居ない世界で、私は生きては行けないでしょう。どうかどうか、幸せに、心穏やかに日々を過ごしていってください。貴方の幸せを心から望みます。貴方が一番良いと思う形で、私の身の回りのことを片付けて頂けたら、なんの不満もありません。大変なようでしたら、上記を参考にしてくれればいいです。

当たり前に日々を過ごす

その難しさに突然気付いた


健康第一とか、元気でいてくれればいいだなんてよく聞く言葉

ありふれていて

今更感慨なんてもの湧かないかもしれない
 

でも

本当のことだから

世界中にありふれてると知った


只の、普通の毎日を過ごしていくのが
こんなにも難しかったなんて知らなかった

朝でも昼でも夜でもどれでもいいけど
然るべき時間に起きて

必要な分の食事を多少摂って

面倒に感じるとしても
それなりにやるべき事をやって

清々して休前日の宵酒を嗜んで

自分の意思で足で帰路について

朝でも昼でも夜でもどれでもいいけど
身を清めて歯を磨いて

好きなことをなんだか楽しんで

眠くなって爆睡して

よく寝た寝すぎたと昼頃だのに起きて

空腹を満たして、あるいは食事に出かける支度をして

只のルーティン?


それが辛かった
虚しかった
そういう時もあった

その底があるなんて知らなかったんだ


只起きて
只決まった支度をして
繰り返しの毎日を過ごしてこなすのが
こんなにも難しい
欠陥品になるだなんて

知らなかったの

こんなにも心次第
健康な身体次第だなんて
知らなかったの


直る見込みの無い欠陥品
使用可能期限は何時迄?

出来ることと言えば酒を煽り
狂ったように眠りに沈むだけ
起き上がるオプションは付いておりません

それでもこいつを動かしといて良いって仰る旦那様
この世知辛い世におりますのでしょうか

浅瀬を揺蕩うばかりのこの身を
生かしておく意味をくださいますでしょうか

いつ目覚めるかも知れぬこの身を
愛して手元に置いてくださるお仁
愛想尽かさずいてくださいますでしょうか


そんな微温湯があるとは到底思えないので
この世限りのこの命
絶つ日も遠くは無いでしょう

そうしたらその日には
抱えられるだけの美しいもの
目一杯抱いて
永い安楽の眠りに就きましょう

もう起きることに急かされる事も無い
安らかな眠り

美しいこの世界を愛しているから
きっと未練と悔いで溢れているのだろうけど
それはもう溢れ切ったまま
放って於けば
勝手に流れ落ちるのだろうから

全てを連れていけないことを残念に思いながら
目を閉じることにしましょう



過ぎた望みがもう一つ

目を閉じるその時
永い醒めない眠りに沈むその瞬間に

愛する人が隣で眠っていてくれたなら
私の微睡みは満ち足りて
この先も淋しくは無いでしょう

おやすみなさい、また明日、と
言葉を交わして
貴方は明日の目覚めへと
私は悠久の眠りへと向かって
安堵を抱いて目を閉じるのでしょう

さよならを言うと淋しいから
言わずに目を瞑りましょう


おやすみなさい


今は笑えないけど

またいつか

何気無く笑える日が来るのかな。