脱皮とは
昆虫が成長して大きくなるために体の表面を守っている古い皮をまとめて脱ぎ捨て、新しい皮でできた体になること。
脱皮した後の皮膚を抜け殻と呼ぶ。
脱皮する主な昆虫
チョウ ハチ バッタ カマキリ トンボ セミ カブトムシ クワガタ テントウムシ ゴキブリ ナナフシ ホタル スズムシ
脱皮する目的
自分の体を大きく成長させたり、進化させたりするため。
成長だけではなく寄生虫の除去などの役割もある。
脱皮の仕組み
外敵から身を守るため体を支えるため、外骨格と呼ばれる硬い殻を持つ生物は、成長期がくるとホルモンの働きにより脱皮がはじまる。外骨格の外層「クチクラ」とその内側の「表皮」との間に新たなクチクラが作られる。そこに大量の空気を取り込み体の周りの体液が移動することで外骨格の弱い部分に亀裂ができる。
昆虫の脱皮には、いくつかのホルモンが関わっている。ホルモンには脳の近くにあるアラタ体から分泌される幼若ホルモンと胸部の前胸線から分泌される脱皮ホルモンがある。
幼虫からさなぎ(よう化)さなぎから成虫(羽化)がある。
完全変態・不完全変態とは
変態とは卵からふ化して幼虫になり成虫へと体の形を大きく変化させること
不完全変態とは、幼虫と成虫の体型や暮らしぶりが似ていて、さなぎにならずに成虫になる変態様式のこと
不完全変態の昆虫・・・バッタ コオロギ カマキリ ナナフシ カメムシ トンボ セミ カワゲラ カゲロウ
完全変態とは、幼虫と成虫とでは大きく体型や暮らしぶりが異なり、さなぎになってから成虫になる変態様式のこと
完全変態の昆虫・・・チョウ ハチ カブトムシ ガ アリ
無変態とは、幼虫と成虫の体型や暮らしぶりが同じで、さなぎにならずはねのない成虫となりその後も脱皮し続ける様式のこと
無変態の昆虫・・・シミ イシノミ
まとめ
脱皮とは私のイメージではへびのように皮を脱ぎ捨てることだった。だけども、成長する段階で変化するたびに脱皮を繰り返していることが今回の調べでわかった。カマキリのように卵からふ化して幼虫になり、一度目の脱皮で成虫と似たようなカマを持つ姿になり、さなぎにならず、7~8回も脱皮を繰り返して、幼虫から成虫になる昆虫もいれば、チョウのように卵からふ化して幼虫になり、幼虫の間にも何度か脱皮して成長し、幼虫から脱皮してさなぎになり、さなぎから脱皮して成虫になる昆虫もいることを知った。脱皮は、昆虫が成長するのに欠かせないものだと思う。

