4/13。
前処置のために、受診。
予約は11時。
幸い、娘の慣らし保育も14時までにのび、お迎えにも支障なさそう。

内診では一応エコーで確認(もちろんかわりなし)、そしてラミナリア挿入。

ラミナリアが、噂どおり痛い。
経産婦だから大丈夫と思い込ませるようにしていったものの、痛い。
どんな作業をしている時が痛いのかはわからなかったけど、2回ほど刺されるような痛みを感じて、声を出した。

終わったあとは生理痛のような、ずきーんとする痛みがしばらく。
でも歩けないとかではないし、今がピークだという先生の言葉をしんじる。

受付前で会計待ちをしている時も、何か気をごまかしていないと辛くて、スマホを触っていたのだけど…

あら、なんか気持ち悪い
手が冷える
座ってるの辛い
冷や汗

貧血だ…

受付のお姉さんに声をかけると、中から助産師さんたちが出てきてくれて、すぐにベッドまで連れて行ってくれた。
ひどい顔色だったらしい。
血圧も90切ってた。

緊張したのね、って。

以前、通水の時も、痛くて過呼吸を起こした私。
痛みに弱いのかなぁ。
卵管造影は大丈夫だったから、先生の腕?
うーん、わからない。

30分くらい横になり、軽くまだ吐き気あるけどつわりだろうと思い込むことにして、再度受付へ。

動き出したら、循環してきたからか、お腹の痛みが落ち着いてきたからか、普通に歩いて帰れました。
買い物もできるくらい。

気づけば全く違和感もなく、どこかに落としたのではないかと思うほど。出血もなし。
でもなんとなく怖くて、必要な家事以外はなにもせず、ゆっくり過ごしました。

今頃少しずつ開いているのかなと思うと不思議な気分。

夫に顛末を話すと、早めに帰ってきてくれて、こどもたちのお迎えもかわってくれて、娘の耳鼻科にも行ってくれました。

一番怖かったラミナリアがおわり、次は人生初の全身麻酔。
これまた経験者にあれこれ聞いて調べたり。
前夜はよく寝ておくように、とのことだったので、早めに休みました。

病院を出て、その足で娘を迎えにいきました。
娘はお昼を済ませていたので、私たちの分だけ買って帰宅。



娘を寝かせてから、いろんなところへ連絡を。
お互いの両親には、心拍確認後に伝える予定だったので、まず妊娠していたことからの報告と、手術について伝えました。



お姑さんはなんとなく気づいていたんだって。
最近の写メには、息子と夫の二人が出かけているものばかりだったから、妊娠とは言わなくとも体調が悪いのかなと思ってた、と。

さすがです。



次に職場。

上司には…
今年度の人員配置の前に伝えて、迷惑がかからないように…と思い、早めの報告をしたのにな。

妊娠したと伝えたら、上司は「え…!」と言葉を失っていたけど(私も言葉を失ったから、その反応は当然だと思った)、うまく職場内にも伝えてくれて、配置もたぶん考慮してくれた分、なんだか申し訳ないような。
これなら何も言わずヒッソリしてた方が、波風立てずだったのかな。。

まあ、最初の時点では、今振り返ってもその判断しか出来ないから仕方ない。
即戦力かつ中堅が長く働けるのは喜ばしいだろうと、いつもどおりの声で電話しました。

「あらー」と言われましたが、すごく悲しむでもなく、いつもどおりの上司の反応がありがたかったです。

その後、自分から伝えたい先輩、後輩、同僚には連絡しましたが、上司から聞いたと夜に先輩がメールをくれたりもしました。
みんな優しくて、ここであらためて泣ける私。
さすが専門職、さすが素晴らしい方々の集まりだと思いました。



そして
話を聞いてくれていた友人たち、
約束キャンセルのために早めに妊娠を伝えた友人たち。

申し訳ないかな、私よりみんな気を落としてしまっているような感じでした。
きっと、すごく気を遣って、声をかけてくれているのが伝わってきました。
私は、気持ちを閉じ込めておくのが嫌だったから、みんなに聞いてもらったのだけど、
「話してくれてありがとう」
と、みんなに言われました。

こちらこそ!
こちらこそ聞いてくれてありがとうー(T ^ T)!
辛い気持ちをわけさせてもらってありがとうー!

実は私も経験者なの、という友人も意外と多くて、確かに「5回に1回」という割合は合ってるのかなとぼんやり思いつつ。。

壮絶な経験談も聞かせてもらったりして、ここで私もまた「辛いことを教えてくれてありがとう」という気持ちを味わうのでした。



なんだかライン&メールラッシュになり、それだけで気が紛れ、楽に。

こんな暗い話題は、あんまりペラペラ伝えるものじゃないんだろうね。。
でも、聞いてもらいたかったの。

夫はもちろん、こうして自分のことを考えてくれる人がいて、支えられているんだなと、辛いながらもあたたかい気持ちを味わっておりました。
4/11。
ちょうど娘のお迎えも11時半まで(お昼ご飯まで)になり、受診のための時間も上手く確保できました。
家にいてくれた(必要最低限の在宅ワーク)夫とともに、雨の中病院へ。

手術になったら、こどもたちの送迎とかをよろしくね、なんて話しながら。

そして病院へ。
すぐに呼ばれて内診へ。

「うーん、かわらないねぇ」

真っ黒なまる、大きさは8w5dくらいらしい。
今回もうっすらリングは見えるけど、それだけ。

すぐに手術の日にちを決めることになり、夫と相談すると伝え、一旦ロビーへ。

個人病院なので、処置日は金曜のみ。
夫都合や慣らし保育のすすまなさを懸念し、一旦は来週に設定しましたが、
術後の受診や体調の安定を考えたら、早めがよいかなとなり、今週(つまり明々後日)にしました。

手術の説明には夫も一緒に入ってもらい、同意書を渡され、術前処置の時間等を決めました。

これまで、もやもやもやもや…と考えてきて、悩んできて、やっと結論が出ました。
寂しい悲しいもあったけど、スッキリする気持ちもあったりして。
なんなんだろう。
冷静でした。

待合室のテレビでは、これまたタイムリーに芸能人誰それの2回の稽留流産という番組がやっていて。
辛いからやめて、というわけでもなく。
でも、なんだか生々しい感じがして、苦笑い。

待合室には、マタニティマークをつけてる人、母子手帳を出してる人、エコー写真を持ってる人。
産婦人科だから当然なんだけど、もしこれがひとり目の待望の妊娠からの流産、だったら、直視できないだろうなぁと思いました。

5回の妊娠のうち、1回は流産だというけれど、それがこのタイミングだったのは救いでした。
ダメだとは思いつつも、とりあえず安静を保つ日々。
そうこうしている間に、すっかり出血もおさまり、娘の慣らし保育もすすみ、時間は流れていきました。
午前の慣らしだけだったので、帰宅後ご飯→即昼寝→上の子のお迎え、と、なんだかんだすぎる時間。
軽くなったつわりのかわりに、やたら食欲がわいて、食べてました。
偏食だし、大量には食べれないので、ちょこちょこと。
カラダが少し楽になったから、気持ちも少し楽になったのかも。

でも、流産の大量出血も怖くて、必要最低限以外はおこもり生活。

妊娠を知っている一部の友人に現状を相談し、気づけば「ダメっぽい」と自分自身に呪文をかける日々でした。

昨日から茶おりが止まらず。
なんとなく腹痛、腰痛、軽くなったつわり…

きっとダメなんだろう。

ぐぐると、奇跡的なコメントもあるけど、
期待してダメだった場合が辛すぎるから
期待半分
諦め半分 で、考えておこう。

週数の誤差も、これまでのつわりの開始(5週頃)から考えると、あまりないはず。

それに、これまでの妊娠でこんな出血があることはなかったなぁ。

このまま待てば流れちゃうかな…

うーん。。。

迷いつつも、病院に相談し、受診することに。


......


いつも通りの内診。
いや、いつもより早かったような。

前回見えた真っ黒の胎嚢はそのまま。
前回よりもまーるくおおきくなっていました。
でも、中身は空っぽ。
うっすら、卵黄嚢というものは見えたけど
前回チラ見できた、白い塊(胎児だと思ってる)は見えず。

最初の計算からだと、およそ8週。

しかしながら、先生は
「来週、判断しましょうね〜」と。


本当は、今日ハッキリできるんじゃないかと期待していたのです。
よくてもダメでも、結論が出た方が気持ちは安定するから。
気持ちの方向転換をまだ続けなきゃいけないのね…。
あぁ、辛い。

でも、今日のエコーからすると、やっぱり難しいんだろうと
諦め半分→諦め80% に
変更しました。
4/4、娘の入園式でした。
お膝に娘を座らせ、先生の紹介、在園児からのプレゼント、等々。
ごそごそする娘をなだめつつ、なんとか娘の教室までいきました。
物品の説明を受けるのですが、スペースが狭いため、立ちながらひととおり聞きました。
実は2日前から、少しつわりが軽くなったような感じがあり、立っていても貧血になることはありませんでした。

つわりが軽くなったというのは
食べられるものが増えた(アッサリ系なら)
お茶も飲めるようになった(氷があれば)
こどもの世話も少しならOK

という感じでした。

夜はやっぱりしんどいんだけどね。

式の後は、息子もいっしょに帰宅。

あー、それなりに疲れたなぁと休んでいると、なんだか違和感…

あら、茶色のおりものが…
しかも結構多い…ような。

とりあえず安静にしておきました。
これまでは頑張れたつわりも、もしかしたらもう育ってないのかも、と思うと、頑張れない。

そうは言っても、逃れることもできない。

体のしんどさにあわせて、ひたすら休む日々。

娘はテレビに飽きたと騒ぐけど、つきあって遊んでいるとすぐ具合が悪くなる。
育休最後のべったりタイム、じっくり遊んであげられない自分が嫌になる。
ちゃんと、ご飯が作ってあげられないのも悲しい。
おもちゃは片付かないし、洗濯物も増えていく。
洗い物も片付かず、家はカオス一直線。

調子がよければ、近所の公園に30分くらい遊びに行き、コンビニで昼食を買い、帰宅、というパターン。

よかったのは、娘の昼寝リズムを整えられたことくらい。


夫は、結論は出ていないから、まだダメだと決めつけるのはやめよう、と言いつつも、車の話も家の話も、なにもしなくなりました。

これまでの妊娠初期には感じなかった、腹痛、腰痛、軽い出血など、心配になる症状がいろいろある。
やはり妊娠自体がちがうのか、働いていたから気がつかなかっただけなのか、それもわからない。
なかなか友達にもあえないから、話ができないのもつらい。

あぁ、なんて長い2週間なんだろう。
この時が一番辛かったです。
初診から2週間後。

朝方、昨年亡くなった私の祖母が夢枕に立ち、
「心配していたんだよ」と、語りかけてくれました。
夢だとわかっていても、泣きながら目を覚ました朝。

息子を妊娠している時に祖父が
娘がうまれてすぐに祖母が他界した私にとって、なんとなく不思議な、少し嫌な予感がする夢でした。

・・・・・

さて。
この日の受診で、心拍確認&予定日確認、そして母子手帳を取りに行く予定

でした。

この日は夫と娘も一緒に病院へ。
でも、まだ下からのエコーなので一緒に診察室へは入れません。

普通に内診台にのぼって…

「うーん、まだ心拍見えないねぇ…」


あれ?


もともと、週数がハッキリしなかった今回の妊娠。
前回のエコーでは、5週5日の大きさ、と書かれていたので、そのままいけば7週くらいのはず。
この週数なら心拍は見えるはず。
数週間の誤差はでるから、2週間後の検診でもう一度確認して、何も見えなければ今回は流産、とのこと。


...(´・_・`)


そっか。
そういうこともあるよね…。

赤ちゃんが見えないエコー写真をもらい、ぼんやりしながら夫の元へ。

夫も、今回心拍確認できたら、親に報告するつもりだったし、車の買い替え等も検討し出していたから、なんだか拍子抜けしたような感じ。

この2週間、家族のことや仕事のことの近々の展望を、3人めありきですべて考え直してきたから、どう捉えて良いやら、またこんがらがってきました。

期待しすぎない
悲観しすぎない
とりあえず50.50くらいで考えなきゃと思うんだけど、無駄に「流産」について検索してまったり。

初期の流産はよくあること
染色体の問題で自分の行動はなにも悪くない
頭の中ではわかるんだけど…

正直、今回の妊娠ですごく戸惑った気持ちが、赤ちゃんに伝わったのかな〜なんて、自分を責める気持ちが湧いてきます。
そんな非科学的なこと、絶対ないのに。。

2週間前に、気持ちの方向転換をしたばかりなのに、今度は真逆の方向に向くように言われ、気持ちがついていかないのでした。。
妊娠がわかり、なぞの体調不良は「つわり」だったと判明し、少し安心したのも束の間。
早速本格的つわりに襲われていきました。

気持ち悪い
食べれない
お茶も飲めない
シャンプーや洗剤の匂いが嫌
スーパーの匂いがダメで買い物いけない
締め付けが辛い
抱っこひも出来ない
料理できない
とにかく横になりたい
眠い…でも目がさめる
夜中も吐き気で辛い

3回めといっても、慣れるわけはなく、しんどい。
横になっていれば、娘が怒る。
寝転んでいると、上に乗ってくる。

やすめない…!!

そうだそうだ、娘の妊娠の時、「土日に息子の世話をするのが一番しんどい」と思ったんだ。
仕事の方が、気も紛れるし、自分のペースでやれるし、ラクだった。

しんどい…!!

こどもに食べさせ、風呂に入れ、寝かせるという最低限のことをなんとか遂行するために、省けるとこは省くことに。

ご飯はレトルトや出来合いのもの
買い物は全てネットスーパー
土日は夫にすべてお願い
娘はEテレとアンパンマンにおまかせ
気持ち悪いのをとにかくごまかす
ひたすら寝る

ポカリとピュレグミを持ち歩き、その日なんとか生きることを目標にしていました。

育休ラストで、お友達に会う予定をガンガン入れていたのですが、ぜーんぶキャンセル。

残念だけど、また赤ちゃんを抱っこできるんだ、育休を取れるんだ、と思うと、幸せの実感もじわじわ湧いてきました。


3月14日。
もともと予定されていた保活インタビューへ。
思いの丈を話し、気心知れたママ友にあい、労い、癒される時間でした。
ここ数日の吐き気でこもりきりだったので、やっと外出したこの機会にドラッグストアへ。

念のための検査薬を買い、帰宅。

そして、目を疑う。



ラインがふたつあるよ?



陽性!?!?



いやいや、受診しないとわからないよ!と、あわてて産婦人科を予約。
夫に息子のお迎えをかわってもらい、その日の夕方受診。

娘がうまれた産婦人科へ。

「この黒いの、見える?妊娠してますね〜」


ひぇー((((;゚Д゚)))))))



私もうすぐ仕事復帰なんですけど。
車検前のうちの車、チャイルドシートふたつしか乗らないんですけど。
もうすぐ出産の妹にチャイルドシートなどもろもろの新生児グッズを譲ったばかりなんですけど。
我が家、3LDKなんですけど。

....ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

あまりに想定外で、夫と呆然としてしまいました。

私は3人兄弟に憧れていたけど、夫とはまだ相談していなかったし、娘はまだまだ1歳過ぎだし。

嬉しいんだけど、突然すぎて、夫も私も、言葉を失う夜でした。