小学校一年生の3学期。

父の仕事の都合で突然転校しました。


そこで待っていたのは、イジメ。


言葉が違う。

勉強ができる。

生意気。

そして、吃り。


勉強ができた為、今までクラスでトップだった男子を楽々抜いてしまった。

そりゃ、抜かれた方は面白くないよね。


また、具合悪い事に、

当時、学年別の学習雑誌が出ていたんだけど

親の意向で、一年上の雑誌を買っていた。


元トップだった男子の親がそれを知って、

あの子は、吃りだから一年学年が遅れている。

だから勉強ができる、と言い出し、

それがまたイジメのネタに。


今思い出せば、1日おきに泣いていた。

ただ、良いのか悪いのか、当時のイジメは

直接の暴力が殆どだったので、

まわりにも明白だった。それでも、学校では誰も何もしてくれなかったけど。


六十過ぎた婆さんになった今、

直接イジメられた男子達より、


いらん事を言った同級生の親とか、

イジメに拍車をかけた先生とか、

人身御供にしようとした女子とか、

そっちの方が、なんだかな、と思う。


なぜかはよくわからんけど。