吃音症のこと
気づいたら、吃音でした。
当時はそんなことばは知らなくて、
「どもり」
と言われていた。
子供のころ、赤の他人の文具屋のおじさんに突然、
「あんたどもりやな。治しや」
と言われ、笑って誤魔化したら、
「いや、ほんまやで」
と真顔で言われた事もありました。
なぜか、吃音だけが普通の人に笑われたり
批判されたりします。
なんでか。
みんな、障がいだと知らないんです。
状態によっては、手帳もらえます。
本人すら知らなかったので、
偉そうな事は言えませんが
そんなに簡単に治せるなら治すわ。
でも、吃音ごときで
やりたい事を諦めて欲しくない。
吃音で、喋る仕事をしている人は一杯います。
私みたいに平凡なおばさんでも、
喋る仕事をしています。
そんな事も綴っていきたいと思います。
60年間、吃音症と付き合ってきた者として。