今回は、私の敗北の記録です。

国宝投入堂。

日本で初めて日本遺産に認定され、日本で最も危険な国宝とも言われます。

下から眺める画はよく見かけますが、どこまで近くに行けるのか?実際に危険なのか?危険だとしてエクストリーム参拝と言われる太田山神社と比べてどうなのか?

以前から気になっており、飲み物を用意し日よけの帽子代わりにタオルを頭に巻いて準備万端!

まずは本堂まで行くのに400円を支払います。

ここで、注意書きに見過ごせない文章が…

「必ず二人以上。安全性確保のため単独登山、単独行動の禁止」

旅のゆく先々で誰かと会ったり、気が合って合流したりはするけれど基本一人旅。

もちろん誰かとなんて来ていません。

つまり投入堂までは行けないと言うこと…

残念!!

とは言え、安全のためと言われればその通りなので今回は一時撤退する勇気を持たなければなりません。

現地のルールを破って強制突破したところでいいことなんて何もないですしね、バチも当たります。

それでも本堂までは行けるということ、ゆっくり見て歩きました。

面白いなと思ったのが水琴窟と書かれたこちらの仏様。

お水を柄杓でかけて差し上げると、少ししてコォーン、コォーンと確かに琴のような澄んだ音色が聞こえます。

この音を聞いていると涼しいようなやる気で身が引き締まるような気がします。

そこから間もなく本堂があります。

写真ではなかなか伝わりにくい所だと思いますが、本堂や境内を構成する部材の一つ一つから長い年月の経過を思わせます。

その本堂の脇を抜けるといよいよ、登山口の受付があります。

ちなみにここでも通過するのに800円かかりますので、投入堂まで参拝するのに計1200円お支払する事になります。

受付のお坊様と少しお話しすると、上までは行けないけれどすぐ近くの拝所までは行っても良いよとのこと。

ご神木を拝見し、さらさらと流れる沢の流れを見ていたらなんだかパワーを貰えた気になりました。

今回はリサーチ不足、だけれどもこれも旅の醍醐味、また来る理由が出来たと思ってリベンジマッチに心を燃やします!