「去るパンダ日々に疎し」でいいですね!
永遠に(少なくとも長期間)、「さよならパンダ、こんにちわ高市長期政権」でいいのでは?
[2026・1・26・月曜日]
門田隆将氏の『日本を甦らせる「高市早苗」の敵』(ワック)を読みました。たまたまでしょうが、総選挙投票日(2026・2・8)の直前に刊行されることになりました。
高市応援団の最有力者のひとりである門田さんによる高市応援歌(反高市オールドジャーナリズム批判)の書です。具体的に論理的に中共迎合連合ともいうべき媚中議員や税負担を増やすことにしか関心のない財務省などを、真の改革を推進しようとする高市早苗政権の「敵」とみなして一刀両断に論じています。一つの視座からの参考書として役立ちます。
今朝(1・26)アマゾンを見ると、総合で七位に入っています。多くの人が手にしているのでしょう。
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中国への警戒感を抱く人が確実に増えていることは喜ばしいことだと思いますが、一方、2026・1・25の夕方のニュースを見ていると、上野動物公園でパンダを見られるのは、この日が最後ということで抽選で選ばれた4000人ぐらいの人が殺到したとのことです。
でも抽選倍率は、なんとたったの25倍程度。何百倍何千倍でもなかったようです。大谷選手の東京での試合見学の抽選倍率はもっとあるのでは? パンダ熱も大分冷めているようですが、関西などから抽選で当たったということでやってきた中年女性などのお別れの嘆きなどを針小棒大(?)にオールドメディアが報じているのが印象的でした。
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中共のパンダ外交のうさん臭さは、家永三郎さんの孫の家永真幸氏の『中国パンダ外交史』(講談社選書メチエ)、『パンダ外交』 (メディアファクトリー新書)、『国宝の政治史 「中国」の故宮とパンダ』 (東京大学出版会)をひもとけば、パンダ外交の危険性を認識できると思います。家永さんは別に私のように中共をことさら批判しているのではなく、客観的に中共のパンダ外交の実態を追究しています。
家永氏の『中国パンダ外交史』は、『パンダ外交』 (メディアファクトリー新書)の新装増補版のような体裁です。『パンダ外交』の全五章に加筆をしてまとめています。
家永さんはこんな指摘を『中国パンダ外交史』でしていました。
「パンダ誘致をめぐっては、自治体の経済的負担もさることながら、別の懸念もある。それは、パンダ誘致に取り組んだ瞬間、日本の政治家は中国政府に対して萎縮せざるを得なくなるのではないかという問題である。各自治体間でパンダ誘致合戦が起こっている状況下で、もし筆者が地域の期待を一身に受けてパンダを誘致している地方議員であったら、中国政府の反発が予想される言動を貫けるかどうか自信がない。また、生まれた赤ちゃんパンダの返還期限が中国側との協議により延長されるケースもあることから、すでにパンダを飼育している東京都や神戸市、和歌山県もこの問題と無縁ではいられない」
この視点は重要です。文明国家相手でも、「一事が万事」ということがありますが、それでも、ケースバイケースということもあります。部署によって対応が大きく異なることもあります。攻め所もいろいろです。しかし、共産国家、ヤクザ国家相手には、「一事が万事」となりがちでしょう。パンダ誘致を願えば、中共のパンダ外交に翻弄され、中共の言いなりになりがちです。パンダをエサにして、そこまで要求してきますから。
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有本香氏の『中国はチベットからパンダを盗んだ』 (講談社+α新書)でも指摘されていますが、本来、「東チベット」にいたパンダを四川省のパンダと偽って世界に「輸出」しているのが中共なのです。
楊海英さんも『中国を見破る』 (PHP新書)や『中国共産党 歴史を書き換える技術』 (ワニブックスPLUS新書)で、パンダ外交の虚実やチンギス・ハンは中国の英雄云々といった「歴史修正主義」路線を論破しています。中共の歴史解釈等々は、日本の自称リベラル派が毛嫌いする「歴史修正主義」を超えて、もはや「歴史捏造主義」というしかありません。
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パンダそのものには罪はありませんが、パンダにこめられた中共のバンダ外交の狙いは危険きわまりありません。中共に対する、余計な幻想を高めるだけの「危険物体」です。
その意味で、日本から「パンダ」がいなくなったのは、ある意味で、精神的に健全な状況を回復したことにもなるでしょう。「去るパンダ日々に疎し」でいいのですから。
中国が「フリーチャイナ」になり、チベットやウイグルや南モンゴルが、ソビエトのバルト三国やウクライナのように分離独立すれば、またパンダが日本にやってこられるようになるでしょう。それまでの数年間(?)辛抱しましょう。
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昨夕のニュースでも、イタリア人と結婚している日本人女性(母親)に連れられて最後のパンダを見学にきていた親子連れ(男の子二人)がいました。母親は、別に中共嫌いでないでしょうが、この子たちが大きくなった時、中国と日本の間で、当時微妙な関係があったことをパンダを見たことを思い出しながら考えてほしいといった趣旨のことを語っていました。
我々日本人のみならず自由世界の人びとは、今日,かつてのナチスドイツ、スターリンソ連と匹敵する「巨悪」と対峙していることを認識すべきなのです。中共のやっている「反日教育」などはナチスの「反ユダヤ宣伝」と五十歩百歩だという認識を持つべきなのです。
パンダ可愛いと囃し立てている合間にも、中共はさまざまな邪悪なことを内外で進めているのですから。パンダの駆け引きも「認知戦」なのです。
その意味で、門田さんの本などを読んで、意識改革に我々も務めるべきだと私は思います。パンダはパンダとして可愛いと声援を送りながらも、こういう本を読んでいる人もいることでしょう。そういう複眼的な人にも期待したいと思います。私も昔、パンダを観に行ったことがありますし? 一度だけで十分でしたが。
では、ごきげんよう(本欄で紹介した作品に御関心のある方は、ブログの文中の作品のリンクをクリックして註文してみてください)。