ユニマインド -256ページ目

心をこめて


 わたしから あなたへ この歌を 届けよう


 広い世界に たったひとりの わたしの好きなあなたへ




 年老いた あなたへ この歌を 届けよう


 心優しく 育ててくれた お礼代わりに この歌を




 別れゆく あなたへ この歌を 届けよう


 淋しいときに歌ってほしい 遠い空から この歌を






 

 最期の夜


 母と交互にばあちゃんのそばにいました。



 特養の、介護士の方々の詰め所前・・・部屋ではなく、すぐ何かあっても気付けるようにと移動されたそこで


 ただ


 酸素を補助されながら、大きく息をするばあちゃんを 見ていました。



 多分 夜中の3時すぎ。


 おむつを交換してもらって


 夜眠れない人が途切れた時間


 


 ばあちゃんの顔を見ながら、この歌がワタシの中にあふれました。



 小さい声で、歌ったと思う。


 歌詞が間違っていたかもしれない。



 だけど



 ワタシの声は聞こえていなくても


 息をしている・・・生きているばあちゃんへ ワタシは贈りたかった。



 


 たくさんの思い出と たくさんの小言と たくさんの感謝を



 もう聞いてはくれないばあちゃんへ





 いろんな思いを込めて 小さな声で 歌った。









 明日が月命日。