県警と自民党の共謀
国賠勝訴
志布志事件とは、警察が犯罪をデッチアゲた事件である。

買収などの選挙犯罪を一切ヤっていないのに、鹿児島県警が虚偽の自白を強要して犯罪をデッチアゲた悪質な事件である。

犯罪者は、むしろ警察である。

なぜ? 鹿児島県警は無実の人間を次々に逮捕してウソの自白を強要し、悪質な犯罪デッチアゲ事件を犯したのか?

鹿児島県警は無実の市民を強引に犯罪者に仕立てあげた!この志布志事件の動機は何だったのか? このことを明らかにしないかぎり、警察の犯罪はなくならない。

志布志事件。ありもしない選挙犯罪を警察がデッチアゲた動機は、ズバリ!2003年4月の鹿児島県議選に初当選した中山信一さん(無所属)を辞任させるためである。

選挙に当選した人間を、警察は何故に辞任させようとしたのか?
その背景を簡単に書く。

2003年当時、モリという自民党のボス議員が鹿児島県議会を牛耳っていた。このモリと鹿児島県警は癒着していた。(自民党系議員と警察の癒着関係は、国家、地方ともに普遍的な常態である。)

鹿児島県議会のボス猿・モリは、看板(知名度)・カバン(カネ)は強かったが、選挙地盤が弱かった。選挙には強くなかったのである。

さらに当時、選挙区の変更が予想されていて、モリは志布志選挙区からの立候補も考えていた。

そこへ、中山信一が立候補した。中山信一は、地盤・看板・カバン、全てが揃った有望株だった。つまり人気があり、カネもあり、知名度もあった。

中山信一は、自民党の候補3人を相手に無所属で選挙戦を闘い、当選した。
この選挙戦には、鷲も遊説隊長として参画した。(だから中山信一の選挙はウラのウラまで知っている。)

その頃、鹿児島県警にはイソベという警部がいた。イソベは「カチ割り」の名手だった。ウソでも何でも自白させ犯罪者にすることで、知る人ぞ知る悪漢だった。

県議会のボス・モリと、イソベ警部は昵懇(じっこん)の仲だった。二人は、選挙の前から志布志市内の某所で談合を重ねた。

「中山が当選しても、選挙違反でブチあげ、辞任に追い込む手がある…」と、イソベが言ったか?モリが言ったか? 鷲は知らんが、阿吽(あうん)の呼吸というものだろう。

で、案の定(予定どおり)、中山信一県議は逮捕に追い込まれる…。

無所属の中山信一が辞任し、自民党候補が繰り上げ当選になるのは、自民党王国で癒着のウマイ汁を吸ってきた鹿児島県警の上層部も望むところなので…、鹿児島県警は中山信一辞任に向けて全力をあげた。

と、以上が志布志事件の初動の話、というか核心的な真相である。

後味が悪いのは…、志布志事件の全てを知る県議会のボス・モリが、非常に不審な死に方をしたことだ。鹿児島県警は、自殺の線でアッという間に処理してしまったが、「あれは殺しだ!」と小声で言う人も多い。
飯山 一郎