5検察審査会及び最高裁事務総局の職員、真っ青だろうなあ。

国会議員130人が秘密会の開催求めるなんて、想像してなかっただろう。せいぜい森ゆうこ議員以下、数名の要請くらいはあるだろうと思っていたはず。数名の要請くらいなら、法務委員会で門前払いできる。理由はいくらでもつけられる。大手マスコミも無視する。

しかし、国会議員130人となると話が違う。もし法務委員会が門前払いすれば、それだけでも大きなニュースになるし、門前払いした理由も国民に知られることになる。また、門前払いした法務委員会に疑惑の目が向けられる。田代検事の捜査報告書が不正改ざんされていたことは、国民周知の事実になっているのだから。

もし法務委員会が開催されれば、34.55歳の奇怪な数字や、審査員と審査補助員との関係、説明役の検察官の出席日について、検察審査会事務局は、矛盾無く説明する必要がある。34.55歳の説明で、もし事務局が名簿を公開すれば、その委員たちが実在の人物なのか、実在の人物ならば出席日のアリバイはあるのかなど、参考人招致を行えばいい。

一回目と二回目が、全員入れ替わったにもかかわらず、ぴったり34.55歳になるのなら、その名簿を秘密会でも公開してみるがいい。検察審査員事務局と最高裁事務総局は、その場で心筋梗塞を起こすのではないか?

「天木直人」有料メルマガではあるが、「喫緊」ではあるのでここで無断転載させて頂く(許せよ)・・・以下全文__________________

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   26日の小沢判決の前にどうしても書いておきたいこと

                                                           
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 きょうのメルマガはこの一つにとどめておきたい。

 ここ数日の間、私は連日のように東京を往復して小沢裁判の
問題に関わってきた。

 小沢問題にここまで関わることは私の本意ではなかったのだが、
行きがかり上そうなってしまった。

 私をそうさせたのは無私の立場から真実を追求したいと願って
小沢問題を調べてきた何人かの良心的な市民活動家の誠意と熱意で
あった。

 そして国会議員でただ一人、小沢問題に真剣に取り組んできた森
ゆうこ議員と話しながらその活動に敬意を抱いたからである。

小沢問題が国家的な陰謀であることはもはや疑いの余地はない。

 しかし、だからこそ、その証拠を突き止めることは不可能だ。

 権力側は決して証拠を見せないからだ。

 たとえ証拠が見つかってもそれを認めないからだ。

 そのような制約の中でどうしたら動かぬ証拠を見つけられるか。

 私の関心はその一点であった。

 そして様々な情報を通じて私が確信するに至ったのは「検察
審査会は開かれていなかったのではないか」という疑惑を徹底的
に検証することだった。

 なぜならば小沢起訴は検察が二度にわたって不起訴にした
ものを国民から選ばれた検察審査会が強制起訴したからだ。

 もし検察審査会が開かれていなかったら強制起訴は成り立た
ない。

 裁判そのものが成立しない。

 小沢一郎が裁判で問われているものが、秘書との共謀であろ
うが、政治資金の記載漏れであろうが、そんな事は二の次だ。そも
そも裁判が成り立たないのである。

 もし検察審査会が開かれなかったにも関わらず小沢一郎を起訴した
ならそれは紛れもない陰謀であり国家犯罪である。

 どんなに国民が無知、無関心であってもさすがに気づくだろう。

 この国はとんでもない国だ、と。

 だから一点突破で「検察審査会は開かれていなかった!」という
新事実を明らかにすればいいのだ。

 もちろん検察審査会が開かれていなかった、というのは誇張である。

 形式的には開いた形を取っていたに違いない。

 しかしそれは全員が一同に会してまともに話し合って審査したと言う
意味での審査会ではないということだ。

 すべては最高裁、最高検がシナリオを書き、決議に導いたという意味
で開かれなかったという意味だ。

 その証拠を市民活動家が見つけ、森ゆうこ議員と一緒になって最高裁、
最高検に質してきた。

 ところが最高裁、最高検は一切の応答を拒んできた。

 どうにもならないから森議員が衆参両院議長に検察審査会の実態を
調査する法務委委員会秘密会の招集を求める要請書を提出したのだ。

 遅きに失したうらみはあるがそれでも判決前にそれを求めた事は
正しい行動だ。

 残念ながらその要請書に署名した国会議員は720余りいる国会
議員のうちのわずか100名余りであった。

 この国の国会議員が、いかに問題意識が希薄であるかということだ。

 最高裁、最高検に対して臆病であるかということだ。

 しかも大手メディアはこの重大な動きについて書かない。

 きょう(4月24日)の新聞もほとんどもの森議員の行動を無視
している。