地震予測サマリ- |
〇警戒レベルアップ地域 北海道中央部は釧路・根室・えりも周辺に統合(レベル1→3) 北海道道南・青森県(レベル1→2) 琵琶湖周辺(レベル1、新規) 〇警戒レベルダウン地域 なし 地震予測サマリー 〇概況 ・週間変動(H)で4cm超の異常が見られた点は先週に続いて多 ・X,Y,Zの4cm超の週間異常変動を示した点はなし。 ・隆起・沈降は、R3データでは全国的に隆起。 〇レベル5 (震度5以上の地震の可能性が極めて高く緊急性がある) 南関東周辺 〇レベル4 (震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い) 九州 東北・北関東の太平洋岸、奥羽山脈周辺 南海・東南海地方 鳥取県・島根県周辺 北信越地方・岐阜県 〇レベル3 (震度5以上の地震が発生する可能性が高い) 釧路・根室・えりも・中央部周辺 南西諸島 〇レベル2 (震度5以上の地震が発生する可能性がある) 山口県・福岡県・大分県・愛媛県の周防灘、伊予灘、豊後水道に面 北海道道南・青森県 〇レベル1 (何らかの異常変動があり、今後の推移を監視する) 琵琶湖周辺 ※X,Y,Z,Hの解説はこちら http://www.jesea.co.jp/xyzh/ ・JESEAは、国土交通省国土地理院の電子基準点データを解析 そして垂直方向と水平方向の4週前との変動を矢線と色で表した「 ・短期的な変動である「週間変動図(H)」と「水平ベクトル図」 |
【目次】 |
1.お知らせ 2.地震予測 3.地震情報一口メモ 4.皆様の街の電子基準点 |
1.お知らせ |
1.今回の最終解(F3データ)について 以下の理由により、今回、国土地理院より公開される最終解(F3 そのため、東西変動図と隆起沈降図(H)は前回と同じ7月31日 ご了承ください。 なお、速報解(R3データ)は更新されたデータを使用しておりま (以下は国土地理院HPより) 「解析に必要なデータのひとつである、国際GNSS事業(Int 2.ユーザー大会の実施について いつも週刊MEGA地震予測をご購読いただきましてありがとうご 昨年に続き、「週刊MEGA地震予測」のユーザー大会を開催いた 日時:9月25日(日) 14:00~16:30(受付13:30) 場所:日本科学未来館 未来館ホール 詳細・応募は以下のURLよりお願いします。 http://www.jesea.co.jp/user大会2 よろしくお願いいたします。 |
2.地震予測 |
レベル5:南関東周辺 8月26日に鳥島近海で震度は2ですがM6.1の地震が起きまし 今回4cm超の異常変動(H)が見られた点は、東京都の御蔵島で 隆起沈降図を見ますと駿河湾沿いの地域が沈降しています。 東西変動図を見ますと房総半島南部、大島、八丈島は西変位に対し 水平ベクトル図を見ますと、千葉県、神奈川県および伊豆半島は南 ひずみが貯まっていますので要注意です。 異常が激しいですのでレベル5を続けます。 (参照 図1、図2、図3、図4) レベル4:九州 依然として熊本地方には余震が続いています。 今回4cm超の異常変動(H)は見られませんでした。 隆起沈降図を見ますと大分県東部以外沈降しています。山口県西部 水平ベクトル図を見ますと九州はまだ不安定な動きをしています。 東西変動図を見ますと熊本県東部、大分県南部および宮崎県北部は 九州は熊本地震による余震や新たなひずみの発生などのため、しば (参照 図2、図3、図4) レベル4:東北・北関東の太平洋岸、奥羽山脈周辺 この地域は地震常襲地帯になっています。 今回秋田県の象潟で4.2cm、八森で4.1cmの週間異常変動 隆起沈降図を見ますと東北・北関東の太平洋岸が隆起しているのに 水平ベクトル図を見ますと、岩手県、宮城県、秋田県、山形県およ 9月までレベル4とします。 (参照 図1、図2、図4) レベル4:南海・東南海地方 今回高知県の窪川で4.3cm、愛媛県の津島で4.0cmの週間 隆起沈降図を見ますと、高知県の足摺岬、室戸岬、徳島県南部、和 水平ベクトル図を見ますと異なる方向の変位が混在していて不安定 東西変動図を見ますと高知県の足摺岬および室戸岬は西変位に対し 10月ごろまでレベル4とします。 (参照 図1、図2、図3、図4) レベル4:鳥取県・島根県周辺 鳥取県中部で複数回、小さな地震が起きています。 今回4cm超の週間異常変動(H)はありませんでした。 隆起沈降図を見ますと鳥取県、島根県周辺は広く沈降しています。 水平ベクトル図を見ますとこの地域はほぼ南東変位をしています。 10月ごろまでレベル4とします。 (参照 図2、図4) レベル4:北信越地方・岐阜県 今回長野県の長野栄で4.1cm、白馬で4.1cmの週間異常変 隆起沈降図を見ますと、隆起と沈降が混在しています。 この地域はまだ不安定ですので注意が必要です。 10月ごろまでレベル4とします。 (参照 図1、図4) レベル3:釧路・根室・えりも・中央部周辺 今回、釧路、根室、えりもからさらに中央部にまとまって週間異常 今回、多数点同時異常変動がありましたので、11月ごろまでレベ (参照 図1、図2、図3、図4) レベル3:南西諸島 奄美大島近海、宮古島近海などで小さな地震が起きています。 隆起沈降図を見ますと奄美大島以外の沖縄県は沈降しています。 水平ベクトル図を見ますと奄美大島は南西変位、沖縄は南東変位、 南西諸島にひずみが貯まっています。 10月ごろまでレベル3とします。 (参照 図2、図4) レベル2:山口県・福岡県・大分県・愛媛県の周防灘、伊予灘、豊 隆起沈降図を見ますと、福岡県および山口県の西部が沈降している 水平ベクトル図を見ますと、九州側、四国側および中国地方側のベ レベル2とし、今後の監視を継続します。 (参照 図2、図4) レベル2:北海道道南・青森県 今回、道南および青森に4cm超の週間異常変動(H)が多数点現 レベル2とし、今後の監視を継続します。 (参照 図1、図2、図3) レベル1:琵琶湖周辺 今回滋賀県の彦根で4.0cm、水口で4.4cm、野州で4.5 (参照 図1) |
図1.週間変動図(H) |
計測期間:8月21日~8月27日 速報解(R3データ)使用 |
週間変動図(H)の拡大図はこちら http://www.jesea.co.jp/0831001 |
図2.水平ベクトル図 |
計測期間:8月21日~8月27日 速報解(R3データ)使用 |
図の見方は、水平方向の動きを矢線で、垂直方向の動きを色で表し その背景画像の上に4週前と比べてどの方向に水平変動したかを矢 矢印の向きが異なるエリアはひずみが貯まっていることを意味しま 1:道南・青森:北海道の南西変位が東北地方では南または南東変 2:東北地方:大きく南東に変位しており注意が必要。 3:南関東周辺:千葉県、神奈川県および伊豆半島は南西変位に対 4:四国周辺:異なる方向の変位が混在しており注意が必要。 5:九州:まだ不安定な変位で注意が必要。 6:南西諸島:奄美大島は南西変位、沖縄は南東変位、大東島は北 |
水平ベクトル図の拡大図はこちら http://www.jesea.co.jp/0831004 |
図3.東西変動図 |
計測期間:7月31日~8月6日 最終解(F3データ)使用 |
図の見方は、緑色、黄色、橙色、赤色、茶色はプラスで東方向に変 1:釧路・根室・えりも:青色の急減する地帯に注意が必要。 2:道南・青森:色の急変部に注意が必要。 3:中央東西帯:色が急変している帯は注意が必要。 4:南関東周辺:房総半島南部、大島、八丈島は西変位に対し他の 5:四国:高知県の足摺岬および室戸岬は西変位に対し、他の地域 6:九州:熊本県東部、大分県南部および宮崎県北部は大きく西変 |
東西変動図の拡大図はこちら http://www.jesea.co.jp/0831003 |
図4.隆起沈降図(H) |
計測期間:7月31日~8月6日 最終解(F3データ)使用 |
2014年1月を基点としたH(高さ、正式には楕円体高)の隆起 黄緑・黄色・赤・茶色は数値がプラス(隆起)、青色系統の色はマ 1:根室・釧路周辺:沈降があり注意が必要。 2:東北:隆起と沈降の境目および色の末端部に注意が必要。 3:南関東:駿河湾沿いが大きく沈降。また三宅島は隆起に対し八 4:北信越・岐阜:隆起と沈降が混在しており注意が必要。 5:四国:徳島県が沈降、四国西部は隆起しており注意が必要。 6:鳥取・島根:沈降が広く分布しており注意が必要。 7:九州:大分県東部以外沈降。また山口県西部も沈降しており注 8:南西諸島:沖縄は沈降しており注意が必要。 |
隆起沈降図(H)の拡大図はこちら http://www.jesea.co.jp/0831002 |
3.地震情報一口メモ |
[No.180:東日本大震災から5年No.11~帰宅難民] |
東日本大震災では、首都圏で515万人が帰宅困難となり渋滞の一 食料5300万食、毛布34万枚、粉ミルク20トン、子供用おむ 人命を救助できる限界の72時間(3日間)は緊急車両を優先する 東日本大震災の時には帰宅困難者を快く受け入れた企業がある一方 |
4.皆様の街の電子基準点 |
今週の電子基準点:大阪府の交野 撮影者の琢磨千恵子様からコメントをいただいております。 「いつも買い物に行くスーパー近くの小学校の校庭に不思議な鉄塔 ありがとうございました。 |
電子基準点の写真募集 電子基準点の写真を撮影し、下記メールアドレスにお送りください ※学校などの敷地内への無断での立ち入り、撮影などは行わないで ※車道からの撮影など、危険な行動は避けてください contact@jesea.co.jp お送りいただいた写真は、こちらで選ばせていただき、 「週刊MEGA地震予測」、「nexi地震予測」にお名前入りで (送付いただいた写真の使用権はJESEAに帰属いたします) |
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※「週刊MEGA地震予測」では、国土地理院のGNSS連続観測 JESEAの地震予測は震源地やマグニチュードを予測するもので ※データは欠測値の有無および上空視野障害や受信ノイズ等による ※地震は複雑な自然現象です。本情報はあらゆる地震をすべて予測 ※解約について ご加入いただいている各配信会社にて解約をお願いします。 まぐまぐ http://help.mag2.com/000007.ht niconico http://faq.nicovideo.jp/EokpCo フーミー http://foomii.com/files/inform 掲載された情報に起因するトラブル、損害等に関しては責任を負い 個人の責任においてご利用ください。 掲 |