子供のいじめも、昨今はネットを使ったものになりつつあるようだ。


メールで悪口を言いふらす、匿名で掲示板等に悪口を書き込む。


ある事無い事、尾びれ背びれ付けて書き込まれる。


それが、信じていた友人からの漏えい等であれば、裏切られた本人は酷く打ちひしがれてしまうだろう。そうして人間不信になる。


そして、ネットの怖さは、嘘ねつ造が独り歩きしてしまう事だろう。


噂がまるで人格をまとってしまったかのように独り歩きする。

本人の知らないところで。全くの別人格が分離したかのように作られてしまう。


しかも、書き込みは悪意に満ちていて、書く側は面白半分、いい加減に憂さ晴らしでもしているのだろうが、冷静な人間であれば読めばすぐにいじめの実態が分かってしまう。


匿名で正体も明かさず、言いたい放題、人の不幸は蜜の味的な快楽的ないじめの手法だ。



学校にいじめが蔓延し、教師も親もいじめはいけない事だと子供たちに諭す。

学校側は、書き込みを見つけては削除に奔走する。


しかし、いじめは一向に無くならないばかりか、被害者が助けを求めれば、チクリ魔という新たないじめのターゲットにされる。



日本では古くから村八分という制度があり、誰かがいじめられ役になり狭い村制度のストレスのはけ口があった。


いじめは日本の伝統なのか?


それでも、日本人には恥という文化もあった。

お天道様に顔向けできない様な事はするなと教えられたはずだ。


子供のいじめが無くならない大きな原因に、大人社会にも公然といじめが存在している事が原因ではないだろうか?


ネットでの吊るしあげで韓国の芸能人は何人も自殺に追い込まれている。


子供たちは携帯電話を手放せない

クラスメイトのブログをチェックしないと心配で寝られない。


世の中便利になったけれど、細かい情報に振り回されてもっと大きくて大切な

ものを見失っているような気がしてならない。