フクロウ通信
「もう一つの命」
ホメオパシーセンター北区赤羽
センター長の砂田裕一です。
世の中は、新型コロナ騒ぎがまだまだ続いています。
そこで、期待されている治療薬アビガン。
インフルエンザウイルスの遺伝子の増殖を阻害(RNAポリメラーゼ阻害剤)する薬です。
アビガンの“医薬品添付文書”(厚労省が承認する医療機関むけの説明書)をみると、劇薬指定されており、
驚いたのは、重大な副作用に、肺炎がありました。
悪い冗談と思うのは私だけでしょうか。
他には、異常行動、ショック、アナフィラキシー、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、中毒性表皮壊死融解症、急性腎障害、白血球減少、好中球減少、血小板減少、精神神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等)とありました。
警告として、動物実験において、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、初期胚の致死及び催奇形性の可能性があるので投与しないこと、とあります。また、本剤は精液中へも移行することから・・・性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底・・・この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと、とあります。
背筋が凍りますね。
でも、今のマスク、3密、相互監視などのヒステリー状態では、こういう情報は浸透しないでしょう。
以下は、2012年に私が書いたものです。
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徳川綱吉というと、あの悪名高い「生類憐れみの令」。
世継ぎ欲しさと学者将軍の儒教と仏教への傾倒から出されました。この法令はだんだんエスカレートして、頬についた蚊を叩きつぶしただけで島流しにあうなど、当時の人にとっては大迷惑だったでしょう。
一方、現代では私たちの身の回りに氾濫する化学物質(医薬品・食品添加物・農薬・殺虫剤・洗剤・塗料・化粧品・シャンプー・・・)。これらの安全性を調べる為に動物実験が行われています。
実験動物の犠牲は、日本では年間約2000万匹、全世界では2億匹だそうです。
かたや極端な動物重視、かたや極端な人間重視。生類憐れみの令は、次の将軍家宣になってすぐに撤廃されましたが、動物実験は今も続いています。
これほど多くの動物を犠牲にしなければ、私たちの健康は果たして維持できないのでしょうか?
「科学の名において行われている今日の動物実験を、宗教の名において行われた魔女狩りと同じように世界が見る日がやってくるだろう」(ハンス・リューシュ著『罪なきものの虐殺』)。
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8年もたつのに、2020年の今でも、問題は何も変わっていないのではないかと思います。
みなさんもよく知っている『ごんぎつね』や『手ぶくろを買いに』を書いた童話作家の新美南吉さん、
彼が生涯をかけて追及したテーマが「生存所属を異にするものの魂の流通共鳴」だったそうです。
方向性を見失っている時こそ、芸術家の視点が必要ですね。
これから定期的に
フクロウ通信を書いていきたいと思います。
砂田裕一