割と有名な映画。
手紙。
2006年日本
原作
東野圭吾
監督
生野慈朗
出演
山田孝之
玉山鉄二
沢尻エリカ
ストーリー
弟の大学進学のための金欲しさに、空き巣に入った武島剛志は、思いがけず強盗殺人まで犯してしまう。
突然独りぼっちになり、途方に暮れる高校生の弟、直貴。
卒業式の2日前、獄中の兄から初めての手紙が届く。それから月に一度、手紙が届く事になる。
獄中の平穏な兄の生活とは裏腹に、
進学、就職、音楽、恋愛、結婚と、直貴が幸せを掴もうとするたびに、
「強盗殺人犯の弟」と言うレッテルが立ちはだかる。。。
毎日新聞、日曜版に2001年〜2002年まで掲載され、2003年に毎日新聞社から単行本が出版される。
第129回直木賞候補作品。
映画化に合わせて、2006年文春文庫版が刊行。
文庫版は1カ月で100万部を売り上げ、同社最速のミリオンセラーとなった。
ストーリー的には
犯罪加害者の親族の視点に立ち、その心情を描いたものになっています。
大学で、メデイアリテラシーや犯罪心理学を専攻していた私にとって
とても興味深い作品です。
何度も観た事がありましたが
病気療養中にも、たまたまCSで放送されていて
父、母と食い入るように見ていました。
この時は、まだ体調が最悪な時で
ぼんやりとしか観ていませんでした。
母が他人事のように
家族が犯罪者になったら大変だねぇ。。
お兄ちゃん、大丈夫かな。
と呟いていたのは覚えています。
この作品は、正確には本で読みました。
まだ活字が読めていた頃でした。
東野圭吾さんは大好きで、強迫性障害を発症するまで殆どの作品を読んでいました。
また小説が読めるようになると嬉しいのですが
まだまだ難しそうです。
犯罪が起き、テレビが一斉に騒ぎ出す度に
ああ、被害者、加害者の家族はどうしてるんだろうなぁ。。
と思うと共に、この映画のことを思い出します。
特に加害者の家族に関しては
自分は真っ当に生きているのに
犯罪者の家族と言うだけで
大変な差別を受けるんだよな。
そんな事を思い出させてくれる映画です。
そして、これを書いている今は
私が大学時代専攻していた
犯罪心理学や冤罪、メデイアリテラシー
を思い出します。
犯罪を犯した人間は
裁かれて当然なのですが
家族は社会的制裁を受けなくてはいけないのか。
家もばれ、その場所には住めなくなる。
特に現代のようなネット社会では、逃げても逃げても
犯罪者の家族というレッテルからは
逃れられない。
宮崎勤 死刑囚の家族も相当な目に遭った
と母から聞きました。
一番思い出すのは、
私と歳が近い、酒鬼薔薇聖斗 の家族の事です。
身内があんな事件を起こし、
家族は
どんな思いでいたのか
何が起こっていたのか。
お母さんが手記を出版してますが、
まだ読んでいないので
症状がよくなったら
読みたいと思います。
思えば
私がガキンチョの頃、酒鬼薔薇事件が起き
同じ年代の男の子が起こした
日本犯罪史に残る事件に
とても衝撃を受けました。
その時のニュースの騒ぎようは半端無かったですよね。
事件現場や、加害者の家、被害者の家。
個人情報もヘッタクレもない時代でした
(たった20年かそこら前の話です)
ヘリコプターから
周辺の地形の説明をしては
被害者の家も加害者の家もすぐに特定出来るような報道が毎日のようにされていました。
それがキッカケで
犯罪心理学や精神医学、メデイアリテラシーに興味を持つようになり、
大学で専攻するようになりました。
これについては
様々な意見があると思うので
私見は控えますが
一番いいのは
日本から凄惨な事件がなくなる事
それに尽きます。