今まで述べて来た、パチンコの勝ち方の中で「勝ち方を知らない、あるいは信じられない人たちが大半」という記述をたびたび用いて来ましたが、その大半がいわゆる「オカルト派、店陰謀派(=遠隔派・ホルコン派・小数ではあるが裏ROM肯定派ともいう)」に属します。

共通点はこのテーマ初期の記事でに述べたように「パチンコの本質は長期間にわたる差玉勝負なのに、それを短期限定の大当たり回数勝負だと勘違いしている」点にあります。

まずオカルト派の皆さんについて言うと、パチンコ台を擬人化して語りたがる人たちを言います。

海系機種で魚群召喚の儀式を行う、スーパーリーチ中にチャンスボタンをタイミング良く押せば大当たり図柄で止まると信じている、台自体に好調期や不調期があると信じている、あらかじめ何回転ごとに当たるか決まっていると信じている・・・などなど。ほか、古典的なオカルトの一つに台扉のカギ穴を抑えれば当たりやすくなるとかいうものもあります。

パチンコにおけるオカルトとは、根本的には「過去の経験から未来(当たりやすい状態かハマりやすい状態か?)の予測をする」ということでもあります。過去に負けた経験・勝った経験・あるいは粘ったがために大きな勝ちをショボ勝ちに減らしてしまった経験、台移動を繰り返したら大連チャンして大負けがショボ勝ちに転じた・・・などを、目の前の遊戯中の台の挙動から予測し、それを続行かストップかの判断基準にするという立ち回りを言います。


個人的には、遊技者それぞれの「自分だけのオカルト」は否定してません。

自分が交流してる先輩パチプ(と、言っても自分より10歳以上年下ではありますが)仲間の中には、釘だけでなく大当たり履歴を見てヤメ時を決めてて立派に結果を出してる人もちゃんといますしね。

考え過ぎかもしれませんが、自分の立ち回りを、つまり自分の大事な手の内を(仲間ではあっても同時に潜在的商売敵でもある)私に見せたくないからわざとオカルトを信じてるふりをして見せてるだけかもしれませんが・・・ねw

その彼が期待値計算の話をしてるの見たことないですしね。でも釘を見る目や止め打ちの技術は確かでしっかりしてます。アナログ機も羽根モノを中心にかなり触ってます。5回~6回一緒に打っただけですが、パチンコそのものの腕は確かな人でした。機種ごとのスペックも、雑談の中で暗記に近い形でスラスラ出て来ましたし。

物凄く回る台であっても当たりそうにないから止めるとか言うのは明らかに不利な行動ではありますが、しょせんは個人の自由ですし。そういうことがあってもいいだろうとは思います。

ただ、自分には未来予測はできない。ボーダー理論なら持ち玉遊戯一回転の仕事単価まで算出できますが、ブレが生じるのも怖いので自分には台の履歴を遊戯の基準にはできない。

理屈の上では明らかに損するとわかっているのだが、直感や経験則でこうした方がいいので流されてみるいうような行動は、自分には取れない。パチンコ限定の話ですけどねw

オカルト派の方の中には、隣に座って「この台もう出ないわよーあんまり突っ込むと負けるわよ」とか私の台に熱めの演出が来るとじっと見て「これ外したらハマるからすぐに止めた方がいいわよ」とかおせっかいなことを言ってくるオジサンオバサンが大勢います。自分はおおむね「いやー好きで打ってるだけだから別に負けてもいいんですよアハハ~」とか軽く聞き流してますw

若いパチプロとか大学生の皆さんって、負けず嫌いな方が多いのか、こういう状況で延々とボーダー理論を説明してオジサンオバサンを折伏しようとする方が多いですが、自分は好きじゃありません。

酷いのになると「あんたみたいなパチンコを何もわかっちゃいないバカより、俺の方が普段ずっと勝ってるんだよ!」とキレだす方もいます(←実際に目撃したことあり)

「どうしてバカのふりができないのか?」と不思議に思います。

お店の中で一般の方に「あいつはいつも勝ってる」と思われたって、良いことなど何一つありませんから。