言論の自由 | homegorosi

言論の自由

純ちゃんの靖国参拝を批判していた加藤紘一・元自民党幹事長の実家が放火された。

加藤氏は事件後も、放火したと見られる男の身を気遣ったり、自分の主張を曲げないことを表明したりと、非常に立派にふるまっていると思う。


加藤氏がそれほど、激しく批判していたとは思えないのだが、それでもこの右翼のテロリストには我慢できなかったのだろう。

自分の気に入らないことを言った人間には、暴力による天誅を加えるということか。


言葉に対して、言葉で対抗できない人間の卑怯な行動だ。


と、私はこの弱い人間だけを批判するだけでなく、このニュースに対する違和感を感じている。


この男の名前が一向に報道されないことだ。


この男は”東京都内の右翼団体に所属する男(65)”と呼ばれている。

この男は容疑者であり、いつも事件ならば容疑者の段階で実名を”報道”しているマスコミが全く名前を出さないのだ。


この男が右翼団体に所属しているからか?

犯罪に手を染めてしまった無所属の人間の実名は報道しても、右翼団体に所属していたらプライバシーを守るのか?


私は容疑者の段階での実名報道自体に反対だが、右翼団体に所属していたら実名を報道されないと言うのは、おかしなことだと思う。


右翼の妨害工作を恐れてのことならば、本当にマスコミは死に体であると言わざるを得ない。