おぼれる犬をたたく
この頃、修士論文と実験のため多忙でなかなか記事を更新できなかったが、今日とりあえず巷で話題のあのことについて書こうと思う。
「ライブドア」の東京地検による捜査に関してのことだ。
ライブドアという言葉が近鉄球団の買収からテレビ局の買収という派手なパフォーマンスにより、良く聞こえるようになってから私はどんな会社かをネットで調べていた。
出てきた話題は、今問題になっている株式の分割(はじめの株式の36万倍の株に分割)や粉飾決済(数字を操作して黒字になるようにすること)だった。
(確か会計士の方が分析をしていた。)
今話題になっていることが、この時点でネットでは簡単に検索できたのだ。
こんな少し調べればわかるいかがわしい会社の社長を持ち上げたのは主にマスコミだ。
(あと、衆議院選挙に推薦しちゃった政党もあったが、それよりもマスコミはひどかった。まあ、この選挙でもホリエモンが多く取り上げられたことによって改革のイメージがよくなったとは思うが・・・)
テレビ番組で、ある占い師は「ライブドアは世界一になる」といい、
ある評論家は「堀江は現代の信長」と持ち上げていた。
この繰り返された賛辞が多少なりとも株価に影響を与えたと思うのだが、
そのマスコミは今度は一転してライブドアバッシングに躍起になっている。
マスコミ自体の以前に行っていた賞賛を省みることなく、ホリエモンが巧みにマスコミを操っただの、操られたマスコミの反省の弁はほとんど聞かれない。
自分たちの行った過ちを振り返り、次にこのようなことが起こらないように対策を立てると言うことをやらないのだろうか?
同じようなケースでは、六星○術のおばちゃんなんて墓石の詐欺で問題(過去にも色々問題があった)になっているのに、テレビに頻繁にでてくるということで本(ほぼ毎日が何とか殺界になる本)が馬鹿売れしている。
ホリエモンよりも金額的には小さい被害だけれども、まずどうにかしたらどうだろうか?
(しかし、墓石を買わされた人は被害金額が大きい。テレビの影響でこの墓石の詐欺に合う人が増えないことを祈るばかりだ。それともこれも自己責任?)
今回この騒動のもう一つ気になることとして、ライブドアの元重役野口英昭の自殺の件だ。
これは果たして自殺なのだろうか?
自殺方法は割腹自殺なのだが、その刺し傷は、首の左右、左右の手首、腹部にあったと言う。
こんな風に一般の人が自殺するだろうか?
割腹自殺といえば三島由紀夫が有名だけれども、この人は覚悟を示すためにこのような方法を取ったのだと思う。
割腹自殺はとても苦しい自殺の方法であることは少し考えたらわかるだろう。
しかも、左右の手首と首まできるなんて、ものすごい執念や意志がないとできないだろう。
普通は首をつるとか高いところから落ちるとか練炭とかを考えるだろう。
また、場所も不可解だ何故沖縄なのだろうか?
なぞがたくさんあるのに。争った後がないと言うことで遺書も無いのに自殺と断定できるとは思えない。
ライブドアは一部では裏社会ともつながっているとも言われていた。(裏社会につながっていると言うダ○ナシ○ィにも出資してるし)
この線も考えられるのではないだろうか?
実際にそうだとしたら恐ろしいことだとおもうが、日本では問題があるとトップが死ななくて秘書や幹部が亡くなることが多い気がする。
今流行の武士道の影響というにしては多すぎる。