正直者は馬鹿を見る?
こんなニュースがあったので、このことについて書いてみようと思う。
葬式だと会談無意味 麻生氏、シャロン氏容体で(共同通信)
麻生太郎外相は9日、福岡県飯塚市で開いた集会であいさつし、シドニーで予定されていた日米豪閣僚級安全保障対話が延期されたことに関連し「イスラエルのシャロン首相の容体が極めて悪く、会議途中でそのままお葬式になると意味がないので延期ということになった」と述べた。
シャロン首相は、自発呼吸を再開するなど容体安定の兆しも出てきたところだけに、麻生外相の発言は配慮を欠くとの批判が出る可能性がある。
麻生氏は「テレビニュースで出てくる人の容体が自分の日程に関係する経験をして、あらためて外相は大変だと認識している」などと述べた。
日米豪安保対話は11日にシドニーでの開催が予定されていた。
(共同通信) - 1月9日22時31分更新
まあ、なんて正直な意見でしょうか!!
その通りなんだろうけど、それを思ったまま口にできる人は世界広しと言えども、麻生さんしかいませんよ。
普通は、大変でしょうから会談は控えさせていただきたい、とかなんとか社交辞令てきなことを言っておけばいいのに、正直者の太郎ちゃんにはできなかったようです。
この人は思ったことをすぐに口に出しちゃうお坊ちゃまですから。
会社を法人というように人間として見るのなら、国家はその人間たちが集う家であると考えると、
この家の最高責任者である政府(と言う人間)が
「あそこの爺さん死にそうだから行っても意味ねー」
なんていっていたら、他の家(国家)の人間(政府)、特にイスラエル家はどう思うのだろうか?
あんな家と付き合うのは少し考えなくてはならないな、と思うと考えるのだがどうだろう。
普通の人なら、
「今、大変でしょうから少し控えさせていただきます」
とでも言っておくだろう。
少なくとも私の田舎では、こんなことを言う人を快く思うことはできない。
太郎ちゃんたち、生まれたときから上流階級な人間たちの間ではこれが普通なのかもしれないな