FXのスワップポイントとは?
外貨預金における金利(預入利息)のようなイメージで捉えられがちですが、スワップポイントはFXだからこそ期待できる利益で、発生する仕組みも大きく異なります。まずは基本的なことから解説を始めましょう。
▼FXのスワップポイント
FXでは日本のような超低金利の国の通貨を売って、トルコやメキシコ、南アフリカのような新興国などの金利水準が高い国の通貨を買うと、スワップポイントと呼ばれる収益がポジションを決済するまで毎日得られることになります。スワップポイントは「金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって発生する利益です(※逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します)。
たとえば、FXで日本円を売って高金利通貨のメキシコペソを買った場合で考えてみましょう。日本の政策金利が0.1%程度であるのに対し、メキシコは7.25%です(2020年1月時点)。
両国の間には実に7%以上の金利差が生じており、ポジションを建てている(保有している)間はスワップポイントを受け取ることができます。ただ、実際のスワップポイントは政策金利の差と完全に一致しているわけではなく、FX会社によっても数値に違いがあり、「みんなのFX」の場合はメキシコペソ/円10万通貨当たり100円(2020年1月23日時点)が得られます。
仮にスワップポイントに変動がなかった場合、日本円売り/メキシコペソ買いのポジション(建玉)を1年間にわたって持ち続けていたとしたら、それだけで3万6,500円(100円×365日)が手元に入ってくる計算になります。ただし、レバレッジ1倍で10万通貨のポジションを建てるには、メキシコペソ=約6円で計算すると約60万円(6円×10万)の必要証拠金が求められることになります。
これに対し、レバレッジが3倍なら約20万円、5倍なら約12万円、10倍なら6万円足らずの必要証拠金で、同じ利益が得られます 。つまり、レバレッジを利かせれば、より効率的にスワップポイントを獲得できるようになるわけです。なお、「みんなのFX」の場合は25倍で固定されているので、建てるポジションの数量を控えめにすることによって、実効レバレッジを抑えられます。
FXと言えば、デイトレードのような超短期売買で為替差益を狙うケースが主流のようなイメージがあるかもしれません。しかしながら 、実際にはスワップポイントを目当てに中長期スパンで投資している投資家も少なくありません。もちろん、米ドル/円や豪ドル/円といった馴染みのある通貨ペアでもスワップを受取れます。
▼スワップポイントのメリット
スワップポイントのメリットとして挙げられるのは、決済を行ってそのポジションを解消しない限り、利益を毎日獲得できることです。株式投資の値上がり益は買値よりも時価が上昇したタイミングで売却しないと得られませんし、その配当にしても半年ごとや1年ごとといった頻度でしか支払われません。
しかし、FXのスワップポイントは売買する必要もなく、継続的に取引口座に蓄積されていきます。以前、運用収益の分配金を毎月受け取ることができる毎月分配型の投資信託が人気を博したことがありましたが、それよりも頻繁に利益が手元に入ってくるわけです。
以下はオススメのツールです。