「ひとに力をあずけてはいけない。
力は合わせるものであって、
あずけてはいけない。
どんなに尊敬するひとでも、
愛するひとでも。」
よしもと ばなな「人生の旅をゆく」より
自分の力を意識することは
とても大事だ。
力は、目に見えないし、
ときに分かりづらいものなので
意識しておかないと
いけない。
力のことを考えるとき、
日本語で「力」と表現した方がいいのか、
英語の「パワー」を使った方がいいのか、
よく迷う。
「力」というと、
なにかができるという「能力」「才能」とか、
ひとより優っている「強さ」とか「強み」とか、
そんなイメージかな。
ここで大事にしたい「力」は、
そんな「できる」ことでもなく、
ひとと比べてどうか、とかでもない、
どれだけ自分らしくあれるか、ということなのです。
じゃあ、自分らしくあれるってどんなことかって、なると、
かんたんに言うと、
自由でいられる、ってこと。
どんなしがらみにも捉われず、
ひとからの評価も気にせず、
さまざまな価値観からもしばられず、
自分がやりたいようにやれる自由、
自分がありたいようにあれる自由、
自分が選びたいように選べる自由、
自分が決めたいように決められる自由、
自分が行きたいように行ける自由、
自分が生きたいように生きられる自由。
そんな自由な自分って、
自分らしいなあって感じられるんじゃないかな。
でも、
けっして自由は、楽なことじゃない。
自由に自分でやりたいようにやっても、
もちろんうまくいくとは限らない。
自由に自分で選んでも、
もちろん望む結果がでるとは、限らない。
そんな結果も
自分で引き受けていくしかない。
だから、
けっして、楽なことじゃない。
でも、
自由な自分は「力」を感じているはず。
それは、沸き起こってくるような「やる気」だったり、
「興味」だったり、
「好奇心」だったり、
ただ「好き」って気持ちだったりする。
遊びに夢中になる子どものように
ずっと行きたかったところに行けるときのワクワク感のように
春になったらどんどん育つ若葉のように
どんどんどんどん沸き起こってくる「力」。
だれも
なにも
それを止められない。
力強いけど、だれかと比べること自体がおかしい。
ただ力強いだけ。
ただパワフルなだけ。
そんな「力」を、
私は、やっぱり「パワー」と呼ぶことにします。
私がやっている前世療法では、
前世からのしがらみから解放されて
自分本来のパワーを取り戻すことを目的にしています。
インナーチャイルドワークでは、
子どもの頃に手放してしまったり、誰かや何かにあずけてしまったパワーを取り戻して、
自由な大人の自分になることを目的としています。
そう、
かつて手放してしまって、
誰かや何かにあずけてしまった、本来は自分のパワーを取り戻すことで
自由にいまの自分を生きるって、
ステキじゃないかな。
私は、もっと自由になりたい。
もっと自由になって、
もっと楽しく生きたい、って
ずっと思ってきた。
いままでやってきた
オイリュトミーも
前世療法も
インナーチャイルドワークも
ぜんぶ
私をここまで、自分のパワーを取り戻して、自由にさせてくれた大事なものたち。
他にもいろいろあるだろうけど、
いまのところ、私にはこれだけで十分だと思っている。
また、変わるかもしれないけどね。
でも、目的は変わらないだろうな。
自分のパワーを取り戻すこと、感じること、
そして、自由になること。
この間行った、甑島（こしきじま）の観音様の滝。
それこそ、ものすごいパワーを感じました。
光のパワーもすごかった！
これは、船戸クリニックのミーちゃん。
何もしなくてもいいんだよ、というパワーの持ち主。
自由そのもの！