皆さん、こんにちわ。
今日は、UBI(ユニバーサルベーシックインカム)と、日本型ベーシックインカムについて、説明しようと思います。
UBIの歴史
まず、UBIは、イギリスで始まります。
18世紀の末ですね。
トマス・ペインと、トマス・スペンスの2人が色々考えて作った法律です。
ベーシックインカムとは、最低所得補償の一種で、政府が全国民に対して、決められた額を定期的に預金口座に支給するという政策である。
これは、基本所得制であり、ベーシックインカムと呼ばれていました。
しかし、20世紀になってから全世界に広まった為、ユニバーサルベーシックインカムと呼ぶようになりました。
そして、今では世界中でパイロットプログラムも始まっています。
公的社会保障機関における人件費・管理運営費に余計にコストが掛かっている事に着目し、国民全員を均一の同額配布にすることで、現行の審査と管理におけるコスト負担をなくせる制度である。
BIENとは
ベーシックインカム地球ネットワーク、略してBIEN。
ベーシックインカムに興味・関心のある方は誰でも参加出来る地球規模のネットワーク、それがBIEN。
BIENの5条件とは
①普遍的
資力調査無しに、全ての人に支払われる。
②定期的
一回限りで終わりという形では無く、(例えば毎月などのように)規則的に支払われる。
③現金での給付
給付を受けた人が、それを何に使うかを決められるように、適切な交換手段で支払われる。
従って、お米券やお肉券のようなクーポン券では無いし、サービスのような現物での給付でも無い。
④個人
個人単位で支払われる。
従って、世帯単位では無いし、年齢によって区別する事も無い。
⑤無条件
働く事や、働く意思を表示する事を要件とはせず、支払われる。
これが、世界中から学者達が集まって定めた要件です。
日本型ベーシックインカムとは
あえて、「日本型」と付けたのは、実は私です。
これは、ユニバーサルベーシックインカムと違う点が、ユニバーサルベーシックインカムよりも劣っているのです。
普通は、後に出て来た物は、大体良くなって出て来るものです。
しかしこれらは、明らかに劣化して出て来ています。
竹中式ベーシックインカム
これは、かつて維新の会が謳ったベーシックインカムです。
7万円上げるから、その変わりに社会保障全部無しなというものです。
7万円に批判が殺到しましたね。
MMTのJGP
これは、MMTと言う学派が唱えたワークライフバランスを考えた働き方だそうです。
つまり、失業者は政府が面倒見て就労まできっちりとやれ、と言うものです。
しかし、これは最低賃金で働く事になるため、逃げる人が続出するんじゃないか、多ければそれだけ民間の事業を圧迫するんじゃないか、三ヶ月とか短い期間の仕事しか来ないんじゃないか、とか苦情が殺到してます。
国民民主党のベーシックインカム
これは、国民民主党という政党が掲げたベーシックインカムです。
これは、失業給付を強化するだけでベーシックインカムの要件はどこにも入ってません。
ただの成り済ましですね。
まとめ
さて、ここまで見て来たように、やはり世界中の学者が、その叡智を結集させた結果が、先の5条件です。
もう、世界中でテストや実験が行われいます。
我が国でも、どこか一件、例えば沖縄県や北海道あたりを実験区にして、やってほしいですね。
やっぱり、日本でテストする事には大きな意義があると思うので。